人生を変えたいなら、まずここから。一人でできる物語を活かした方法とは。

 

「人生を変えたい。」

 

何かをきっかけにこういうことを思うこと、ありますよね。

 

最初にお伝えしたいのは、もしあなたが今「人生を変えたい。」と思っているならその事自体とても大切な思いである、ということ。

 

まずはそこをしっかり認めることが大切です。

 

その上で、具体的にどうやって変えていくか。

 

様々なアプローチがありますが、本記事では私がコーチングのクライアントに必ずお願いしている、ちょっぴり変化球な「人生の変化」のさせかたをご紹介します。

 

「人生を変えるための外に向けた行動」の前にまずやるべきこと。

 

それは、「物語」の力を活かして、未来の物語を描くことです。

 

物語は、それ自体がパワーを持っています。

 

 

神話や童話、昔話、偉人伝、よく出来たドラマや漫画。最近あった身近なエピソードなど。

 

規模や出自にかかわらず、良質な物語は人の心を揺さぶり、影響を与えます。

物語の力はとてもパワフル。

 

こんなパワフルな「物語の力」を使わない手はないんです。

 

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物語が人生を変えるのにオススメな理由。

 

いきなり「人生を変えよう。変えたい」と思っても、

 

・「人生を変える」と思うと大きすぎてどうしていいかわからない。

・筋トレやランニング、ダイエットなど、突然何かはじめても長続きしない。

・自分の中で抵抗が起こって、一歩を踏み出せない。

・「変えよう」と思うと、変えたい場所=今の人生の嫌なところばかり気になってしまう。

 

そして結局なにも変わらなくて、そんな自分をまた責める・・。

 

 

こういったことが起きがちです。

 

しかし、物語の世界は自由。

 

まずはそこで思いっきり思考の制限を外すんです。

いきなりリアルな人生を変えようとするのではなく、まず自分自身の物語を変えてみる。

そうすることで、

 

・どの方向に進んでいきたいのか。

・何を大事にしたいのか。

・どんな人と出会いたいと思っているのか。

・どんな未来を実現していきたいのか。

 

こういったことが意外とすんなり明確になったりするんです。

また、「自分はこの先の人生も大きく変えることはできない。」などの思い込み・思考の制限を外す効果もあります。

 

こういった「自分の土台」的なものが明確になってから「人生を変える行動」を決めたほうが、よりパワフルで効率的なんです。

 

「人生を変えるための物語」その具体的な書き方例。

 

物語を描く、といっても漠然としすぎてピンと来ないと思いますので、ここでは私が実際にコーチングを契約したクライアントさんに必ず書いてもらっているやりかたをご紹介します。

 

それは、「一年後の未来」を想像する、というもの。以下はコーチングのクライアントにお渡しする資料に書いてあるそのままの文章です。

 

では、過去・現在から未来に目を向けてみましょう。

今からちょうど一年過ぎた状態を想像してみてください。20●●年●月です。

心は満たされ感謝の気持ちでいっぱいです。この(未来の)1年を振り返り、とても充実感と誇りに満ち溢れ、自己の啓発と成長が有意義に出来た年であったと心の底から感じられる年でした。

これからあなたはふとお友達に、この一年を振り返りどんな年だったかを手紙にしたためることとします。

(未来から現在を振り返っての)手紙の始まりは、「この1年は私にとって最高の年でした。」
(実際に別の紙に手紙を書いてみてください。)

 

理想的な一年後の未来を想像してもらい、そこから過去を振り返る、しかも友だちに手紙を書く、というスタイルをとっています。

この手紙、コーチング完了の際に見直したりするのですが、「6割くらい実現している!」という方や、「1年では達成できなかったけど、3年経った今、振り返ったら全部実現している!!」という方もいらっしゃいます。

人生が変わる、おそるべき手紙なのです(笑

 

この週末にでも時間をとって、紙とペンを用意する。ここから着手してみましょう。

 

 

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人生を変えるために物語を描くときの10のコツ。

 

さらに、実際に未来の物語を描く際のコツをお伝えします。

 

1.思いっきり自由に、制限的な思考を取っ払うこと。

 

これは必須。まずは「出来る・できない。」「現実的かどうか。」は脇において、自由に描いてみましょう。

 

2.リアルなワクワク感も大事に。

 

制限を取っ払いましょう、といっても「来年アメリカ大統領になっている。」「来年、100億円手に入れている。」なんてのはほんまにありえませんよね。

「その夢、あなたリアルにワクワクしますか?」とツッコまれたときに、「YES!」と心から言えるかどうか。

書いていて、上っ面のワクワクじゃなく、リアルにワクワクするか。ここも大切な要素になります。

 

3.時間と心に余裕があるときに描きましょう。

 

お休みの日の穏やかな午後などがおすすめです。

場所もくつろげるところ。季節によっては公園などの屋外で描くのもいいですよね。

 

 

4.描く時は、しっかりリラックスしましょう。

 

家で書く場合は、アロマやお香をたいたり、落ち着く音楽をかけたりして。

一度ゆっくりと深呼吸して、その後は、穏やかな呼吸にただ意識を向けて・・・。

じわじわっと内側が満ちてきたら、書き始めましょう。

 

5.ヒーローズジャーニーの要素を取り入れてみる。

 

ヒーローズジャーニーとは、神話学者ジョセフ・キャンベルが世界中の神話から明らかにした、物語の流れのことです。スター・ウォーズやマトリックスなどの映画のシナリオにも多大な影響を与えていると言われるこのエッセンス。

このエッセンスを私なりに以下のような問に変換しました。使えそうな問はぜひ使ってみてください。

 

「どんな師やメンターに出会うかというと・・・。」

「これから出会う仲間や友人はというと・・・。」

「これから直面する試練は・・・。」

「それをどのように乗り越えたかと言うと・・・。」

「どんな幸せや歓びが待っているかと言うと・・・。」

「どんな形で自分の周りに貢献していくかと言うと・・・。」

「どんな使命を全うしていくかと言うと・・・。」

 

もちろんすべての問を無理に入れる必要はありません。

ただ、少しでもこういう要素を入れると、物語がグッと引き締まります。

 

7.遊び心を持って、楽しく取り組むこと。

 

ここまでいろいろ書きましたが、やっぱり大事なのはコレ!

あまり真剣・真面目・深刻にしないこと。楽しく遊び心も持って取り組みましょう。

 

 

未来の物語を想像している時点で、あなたの人生はすでに変わり始めている。

 

週末に未来の物語を考えて書いてみる。

 

この行動だけでも今までのあなただったらやらないことではないでしょうか。この行動がすでに変化への大きな一歩なんです。

 

そして、あなたが描いた物語は、たとえすぐにそのまま形にならなかったとしても、必ず何かの形であなたに刺激を与えて未来を創造する材料になっていきます。

 

あきらめなかったら、たとえ時間はかかっても、様々な形で(ときに思いもよらなかった形で)あなたの物語は実現していくことでしょう。

 

世界に一つだけのあなただけの物語、ぜひ作ってみてください。

 

 

皆さんも是非、試してみてください。

そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪

ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、輝きがみちあふれることを心から祈っています(。-人-。)

 

河野雅(こうのまさし)@輝くヒント でした。

 

あわせて読みたい。

以下の記事は物語の力を活かしたもの。私、河野がつくった寓話です。

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河野 雅(こうの まさし)
阿蘇山のふもとで、ライフコーチをしています。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。MCC(国際コーチ連盟認定マスターコーチ) NVC(Nonviolent Communication 平和を創り出す手法)をお伝えしたり、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が20年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。