この記事では、落ち込んだ時に絶対にやってはいけない3つのことをお伝えします。
人生で落ち込むことからは避けられませんが、その際にやってはいけないことがあります。
しかし、コーチングでクライアントさんの話を聞いていると意外とこのことを知らずにやってしまい、さらに落ち込んだり苦しみを増やしている方が少なくありません。
この記事を読むことで、やってはいけないこと3つとその理由がクリアにわかります。
また記事の最後にはとても大事なことをお伝えしているので、ぜひ最後まで御覧ください。
Contents
落ち込んだ時にやってはいけないその1 ネガティブな未来ばかり考える
私たちは落ち込んだときは、ついついネガティブな未来を考えがちです。
また一つのことがうまくいかなくて落ち込んだら、別のこともうまくいかなくなるんじゃないかと思ってしまうこともあります。
例えば
「きっと自分の人生はこのままうまくいかない。」
「この仕事、自分はやっていけないんじゃないか。」
「恋愛がうまくいかなくて、きっと他のこと全てもうまくいかないんだ。」
等々。
こんなふうに考えてしまい、さらに落ち込んでしまう。
これは自分の思考で暗黒の未来を想像してさらに落ち込む、という悪循環に陥っています。
また、結果として落ち込みをさらに長引かせることになるため、やるべきではありません。
とは言え落ち込んだ時に ついついこういった思考に支配されがちなのも私達人間です。
では、どうすればいいのでしょうか。
まずは
「落ち込むようなことがあったのは事実かもしれないが、それは過去に起きたことであり、特定のこと。未来や他のことがどうなるかは誰にもわからなない。様々な可能性がある。」
という当たり前の事実を思い出しましょう。
その上で、落ち込んでいるときに暗黒の未来を考え始めていたら、そのことに気づきましょう。
「あ、また暗黒の未来を考えてるな」
とまずは気づく。
そして、こんなふうに自分自身に心のなかで声をかけてあげましょう。
「今は落ち込んでいるけども、未来はわからないよね。」
このように自分に声をかけることで暗黒の未来を考えることにブレーキをかけられるようになります。
もしブレーキをかけるのが難しいくらい考え続けてしまうときは、書き出すことをおすすめします。
自分が今どのようなことを考えているか、そしてどんな感情が内側にあるのか。ジャーナリングで書き出すことで客観視することが可能になり、思考にブレーキがかけやすくなります。
ジャーナリングをご存知ない方は以下の記事を参考にしてください。
また、落ち込んだときに、ぐるぐると思考が回って困っている方には別の記事で対処法を解説していますのであわせてご覧ください。
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落ち込んだ時にやってはいけないその2 落ち込んでいる自分を否定する
私たちは落ち込むことが「悪いこと」という認識を持ちがちで、なので落ち込んだ自分を責めたり否定しがちです。
「なんでこんなことで落ち込んでいるんだ」
「落ち込んでたら周りの人も嫌がるよ」
「世の中にはもっとしんどい状況でも落ち込まずに頑張っている人がいるのに」
などと心のなかで自分に声をかけていないでしょうか。
これらの声は、もっと頑張りたい、しっかりしたいという想いの現れでもあるので、根っこの思いは否定されるものではないのですが、
しかしこれをしてしまうと
ただでさえ落ち込んで心が傷ついているのに、その状態の自分を否定し、責めることでさらに苦しくなる。
二重の苦しみになるのです。
二重の苦しみは、落ち込みを増幅させ、長引かせるため、これもやるべきではないのです。
ではどうすればいいかというと、
落ち込んだときは、まずはそのことを裁かず責めず、そのまま受け止める。
「今、自分は落ち込んでいる。それが今のありのままのじぶんなんだ。」と。
個人的にはもっと強く肯定してもいいと思います。
たとえばこんなふうに。
「はい、私は今落ち込んでますけど、何か?
世界中の人が落ち込んだ経験あるよね。私も人間。落ち込むこともそりゃあるよ。」
と心のなかで、または声に出して言ってみましょう。
少しかもしれませんがスッキリする場合もありますし、二重苦から脱することは可能になります。
二重苦という自分でつくりだす苦しみをやめて、純粋な落ち込みだけを相手にするようにしましょう。
落ち込んだ時にやってはいけないその3 落ち込んだ気持ちを無視し続ける
落ち込んだときに頑張って気持ちを切り替えて、前向きになろうとしたり、あとは何かで誤魔化そうとする人も多いと思います。
たとえばお酒や甘いものやYouTubeやゲームやSNSで落ち込んだ気持ちをごまかしたり。
これは時と場合によっては有効であり、私もやるときがあります。最近私は漫画に逃げ込みます。まぁ、やっちゃいますよね。
落ち込んだときは心が傷んでいるので、心に麻酔を打つようなイメージでこういった行為をするのも私はときにはありやと思います。
では何をしてはいけないか、というと、気持ちを切り替えたり、気持ちをごまかす行為をし続ける こればっかりで対処するべきではないんです
なぜコレばかりやってはいけないかというと、
この気持をごまかす行為などは、別の言い方をするなら 落ち込んだ気持ちを無視すること と表現できるんですね。
落ち込んだということは 何かショックなことがあった、心が傷ついたということ。
落ち込んだ気持ち=心の傷を無視し続けると、傷が蓄積していきます。
また心の傷の多くは 大切にしたいことが尊重できなかったりないがしろにされたと感じたときに生じます。
心の傷を無視するということは、その傷が生まれた理由である あなたにとって大切にしたいこともあわせて無視することになってしまうんです。
大切にしたいことは、我々のやる気や生命力の源。
そのことまで無視してしまうので
これを続けてしまうと
ある日、全くやる気が起きない。
朝起きたのになぜか動けない。
職場に行こうとして靴を履いたのに玄関から出られない。
というようなことになりかねないのです。
なので、無視し続けることは絶対にやめましょう。
ではどうすればよいか。
落ち込んだときは、その気持をしっかり認め、寄り添い、言葉などにして表現してあげましょう。
「これはショックやったなぁ。」
「落ち込む。」
「めっちゃ悲しい。」
「そりゃ、落ち込むよね。自分にとって大事なことやったから」
といったふうに心のなかでつぶやくんです。
また、ここでも書き出すのは有効です。心の中のつぶやきを書き出すことで感情を表現してあげましょう。
こちらの記事も参考になります。
もし泣きたくなったら、好きなだけ泣きましょう。
泣いて何になるんだ、と思われる方もいるかもしれません。
おっしゃる通り 泣いても現実は変わりません。
ですが、悲しみの涙を流すと、自分の気持ちがスッキリします。
自分の内面が変わると行動が変わります。行動が変わると、現実が変わっていくのです。
また、感情は表現のエネルギーでもあるので痛みを認め、寄り添い表現することで 少しずつですが確実に癒やされていきます。
こうすることで、傷が蓄積していくことを防ぎ、落ち込みから健全に立ち直ることが可能になるのです。
落ち込んだ時に毎回でなくても、落ち込んだ時で、時間的心理的に少しでも余裕があるときにやることをオススメします。
落ち込んだ気持ちに寄り添う際の注意点
落ち込んだ気持ちに寄り添うという行為、言葉で言うとシンプルですが、実践は簡単ではありません。
落ち込んだ気持ちに寄り添う=自分の心の傷や痛みにハートをひらくということでもあります。
そして私たちは心の傷や痛みを感じることを恐れがち。
しかも無意識で怖がって、そんな心の傷は無いことにしがちなんです。
だから、心の傷を認めてそこに寄り添おうとする行為はとても勇気がいること。
ハートをひらくこと、自分に無理強いせずに 勇気とともに自分に寛容さをもって、少しずつ痛みに意識を向けていきましょう。
少しずつ、自分の痛みを感じられるようになっていきますから。
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以上が落ち込んだときに絶対にやるべきではない3つのことでした。
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最後にとても大事なこと:落ち込んだということは一生懸命生きようとしている証。
私たちは生きている限り落ち込むことからは避けられませんが、落ち込んだ ということは なにかに挑戦したり、大切にしたいことがあった という証拠でもあります。
挑戦してなかったり大切にしたいものがなければ落ち込むこともありません。
なので、落ち込み は 一生懸命生きようとしている証。頑張ろうとしている証。
そう思って、ご自身の落ち込んだ気持ちを誇らしい気持ちとともに認めてあげてください。
そしてしっかり落ち込んだ気持ちを受け止めてあげて、その気持を表現してあげることで健やかに立ち直っていきましょう。
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ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。
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