心身が健康になる書く瞑想は、「ジャーナリング」と呼ばれています。
やり方はいたってシンプル。
それは、
「ともかく頭に浮かんだことを書きだす。」
というもの。
朝のジャーナリングは「モーニングページ」と呼ばれているので、この名前で知ってる人も多いかもしれません。
本記事では、調査結果から明らかになったジャーナリングの効果、そしてより具体的なやり方・ポイントをご紹介しています。
ジャーナリングの調査結果で明らかになったこと。
ジャーナリングについて、アメリカでこんな調査結果があります。
失業した知的職業人たちを対象にした研究調査によると、
5日連続で20分ずつジャーナリングした人たちは、ジャーナリングしなかった人たちより8ヶ月後の就職率が40%も高かったそうです。
他にはこんな調査結果も。
自分にとって一番意味のある個人的経験について何日か連続で毎日15分書いた学生は、体調と血行が良くなり、学業成績が上がったという。
書籍「サーチインサイドユアセルフ」より
さらにこんな調査も。
研究者たちが大学生49人に、情動的に重大だと思ったことについて二日連続で二分間書いてもらった。すると学生たちはただちに気分が良くなり、生理的健康状態の標準測定で成績が上がった。
書籍「サーチインサイドユアセルフ」より
仕事が見つかる可能性が高まり、体調・血行がよくなり、成績も上がる。さらに、気分が良くなる(もちろん個人差はあります)。
しかもそれが、書くだけで実現可能。
手軽でオススメなメンタルケアの方法であることがおわかりいただけたでしょうか。
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ジャーナリング=書く瞑想の具体的なやり方。
まずはノートとペンを用意しましょう。
私はCampusの赤を使用しています。理由はコンビニで買えるからです。
ペンも書きやすくて、書き心地が良いのがオススメです。
今使ってるのは三菱のJETSTREAM。
理由は、心地よい書き心地で、さらにコンビニで買えるからです。
で、カフェやリビングなどの一人で落ち着ける場所を確保し、「よし始めよう」と思ったら、頭に浮かんだことや、心の声をただひたすら書きだしましょう。
書くにあたって、テーマがあっても無くてもかまいません。
テーマが欲しい人は
「私が今感じていることは・・・」
「今、意識しているのは・・・」
「私が幸せを感じるのは・・・」
「私の心を傷つけるのは・・・」
などで書きだしたり、
最近気になった出来事や、今ある気持ち(モヤモヤとか)を書き出す、でもOKです。
どれくらい書けばよいかというと、
「10分書く」「20分書く」や「3ページ書き上げるまで」
と自分で好きに決めましょう。
個人的には、「毎朝3ページ書き上げる」がオススメです。
で、時間か量を決めたら、
手を止めずに、書き続けましょう。
書いていて「書くことが無くなった」と思ったら、「書くことが無くなった」とそのまま書きだしましょう。
「あぁ、書くことが無くなって、何を書こうかと思ってるな。書くことが本当にに無いな。」
と頭で思っていることをそのまま書く。
ただひたすら書き続ける、というポイントが「書く瞑想」と言われる所以です。
繰り返しになりますが、ポイントは手を止めないこと。
書いてるうちに最初のテーマから逸れても全然OKです。
何でもいいので、アタマに浮かんだことのすべてに評価判断なく、ともかく手を動かし続けること。
そうすると、こんな感じで書きあがります。
そして、しっかり書けたなぁ~、ってときは、こんな感じになります。
個人的に感じているジャーナリングの効果は。
私は1年以上、ほぼ毎朝ジャーナリングを続けていますが、スッキリ以外のいろんな効果を実感しています。
たとえば、
・自分の気持ちに気づく。
「あ、そんなこと自分は思っていたんだ」と思うことが多々あります。
・イマイチな時、そんな自分の状態を責める気持ちが減っていく。
「ま、そんなこともあるよねぇ」と自然に思える。
・ いろいろアイデアを思いついたりする。
などなど。
心身の健康以外にも様々な副次的な効果があって、本当にオススメです。
「書く」という簡単で奥深いこと活かして、心身の健康を高めていきましょう。
<参考図書>
↓ジャーナリング以外にも、瞑想の効果を科学的に検証し解説している良書です。
~~~~~まとめ~~~~~
・ジャーナリング用のノートとペンを用意しよう。
・あとは、ただひたすら書き出す。
・書くと色々嬉しい効果満載です。
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