この記事では自分を大切にする具体的な方法を、事例をもとに4つのステップでお伝えします。
・「自分を大切にしよう」という言うけど、具体的にどうして良いかわからない。
・自分を大切にする方法のレパートリーを増やしたい。
という方向けの記事です。
特に最後に参考情報といちばん大事なこともお伝えしていますのでぜひ最後まで記事をご覧ください。
Contents
コーチングのクライアントさんからのメール
さて、自分を大切にする4つのステップなんですが、紹介にあたっては、私のコーチングのクライアントさんが私のYouTube動画を見られて、
そこからインスピレーションを得て取り組まれた内容が素晴らしかったので、ご本人の許可を得て、そちらを材料にして紹介させてもらいます。
そのクライアントさん(ここではAさんと呼ばせてもらいます)からのメールの抜粋です。
まさし様
アップされたYoutube見ました。
自分を大切にすること。理解したつもりでしたがどうすれば自分を大切にしているのか分からずちょっとリッチなお店に入ってみたりマッサージを受けてみたり、気の進まないことにはNOと言う等々していましたがいまいちよく分からず。
YouTubeを見て、「まさしさんとのコーチングのように自分と対話して今自分がどんな気持ちか、どう感じているかをひたすら紙に書き出してみよう」と思い、やってみました。
紙にはチャットのように
「今どんな気分? → 胸が痛い、辛い → どんな痛み? → ぽっかり穴が開いているよう・・・。」
A4用紙4枚ぎっしり書き出してとてもスッキリしましたし自分が身近に感じられました。
今まで自分に意識を向けているつもりでも 実は他人の目に映る自分を演出するために私を形作ろうとして、自分の声を全く聞いていなかったことが分かりました。
自分との対話ほぼゼロで自分を大切に出来るわけがないですね。
どれだけリッチにお金をかけようともそういうことじゃない。
ちょうど子供が親に話を聞いてほしくて怒っているのに高いおもちゃを与えられて放置され、さらに怒るみたいな感じです。
最初自分が思っていたことと全く違う気持ちが出てきたり、本当はこんなことやりたくなかった等意外な発見がありました。
例えば
「休みが疲れる、何をしたらいいか分からない→家事をしっかりやらないと社会人として失格→重い→朝から憂鬱なので起きたくない→遅く起きるとますます気力がなくなり、家事やりたくない→家事をやらず遊んでも楽しくない。」
↓じゃあどうすれば楽しめる?
「朝早く起きてやるべき家事を全てやってしまい、後は出かけてしまう。家にいない。それなら5時起きだってできそう。」
普段仕事をしているので休みくらい家でゆっくりしたいし人混みは嫌いと思っていたのに意外な展開で考えただけで楽しくなりました。
これからは日常で自分がどう感じているか常に耳を傾けるように心がけ、1日1回短い時間でも自分と対話して紙に書き出してみようと思います。
自分を大切にするには確かに技術が必要ですね。分かっていませんでした。
以上がメールの内容です。
ご自身と対話することで、自分の本当の気持ちに気づき、自分を大切にする行動が取れた素晴らしいケース。
ではここでAさんがどういうポイントを抑えられていたからうまくいったのか、4つのステップでご紹介します。
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自分を大切にするステップ1.自分と対話の時間+紙とペンを用意する
まずは自分との対話の時間を確保する。自分の心の声に耳を傾ける時間をとる。これが大事な大事な第一歩です。
Aさんが書かれているとおり、短い時間でもいいんです。
そして、次のステップ以降の内容を書き出すために、ペンと紙を用意しましょう。
なぜ紙とペンが必要~というと、頭の中だけ、心の中だけで自分と対話しようとするとグルグル思考がループしてしまったり、堂々巡りをしてしまったり、他のことを考え出してしまうからです。
書き出すことで集中力が生まれ、堂々巡りから脱せて、そして自分との対話を深めていくことが可能になるんです。
自分を大切にするステップ2.自分の感情に意識を向ける問いかけ
Aさんは自分に対して「今どんな気分?」とご自身に問いかけられています。
質問というのはとてもパワフルで、私たちは問いかけられると自然と答えを探そうと意識を向けてしまいます。また答えを探そうとしたときに集中力が高まります。
そして問いかけるべきは、その時の感情や気持ちです。
自分を大切に出来ていないときは何らかの満たされない感情、いわゆるネガティブな感情が心の中に存在しがちです。
そしてその感情の奥には自分が本当に大切にしたいことや行動したいことが隠れているんです。
なのでネガティブな感情に意識を向けていきましょう。たとえば
「どんな気持ち?」
「私の中にどんな感情があるかな?」
こういった問いかけをしていくことで、自分が今本当に求めていることを探究する入り口に立つことができるんです。
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自分を大切にするステップ3.感情や感覚に対して質問し、深める。
感情は、それをより探求し、体験すると 消化されやすくなる、という不思議な特徴があります。
「心が痛い。」
「苦しい。」
「悲しい。」
自分の感情に注意を向けて、多くの方がここで終わってしまいます。
ここでもう一歩、自分の内側に踏み込んでみましょう。
Aさんは「どんな気分?」と自分に問いかけ、
その答えが 「胸が痛い、辛い」だった時にそこで終わらせずに「どんな痛み?」とさらにその痛みを探求する問を投げられています。
これはコーチングでよく行う手法で、痛みをよりしっかり見ること、どんな質感の痛みか、どれくらいの強さなどか、を明確にすることで、痛みを体験しやすくなり、そしてその感情を消化しやすくなるテクニックです。
たとえば悲しみが存在した場合
「体のどのあたりに悲しみが存在するかな。」
「どんな質感の悲しみだろう?」
「10段階で言うとどれくらいの強さだろう?」
「この悲しみをなにかに喩えるとどんな感じだろう?」
などの問いかけを自分にすることで深めることができます。
Aさんはこれをご自身で実践されて 胸にぽっかり穴が空いているよう、とこの痛みをさらに探求されています。
そうすることで痛みの感情が消化されやすくなり、さらに感情の奥にある本当に大事にしたいことも明確になってくるのです。
自分を大切にするステップ4.ありたい姿・やりたいことを自問する。
感情をしっかり深めて味わったら、その奥にあった大切なもの、本音や本心に気づきやすくなります。
Aさんは「じゃあどうすれば楽しめる?」と自らに問いかけています。
外側のちょっとリッチなお店やマッサージといった、世の中でよく言われる「自分を大切にする方法」ではなく、今自分が本当に何を求めているかを問いかけた結果、
「休みの日に5時起きで家事をする」というAさんならではのアイデアが出てきたんです。
他にも
私が私を大切にするために、今一番必要なものは何だろう?
私は何を大切にしたいんだろう?
他の人の力は必要だろうか?助けを求める必要はあるだろうか。
といった問いかけが役に立ちます。
こういった問いかけに対すて内側から出てきたアイデアを実行することで、ほんまに自分がやりたい形で自分を大切にしていくことが可能になります。
以上が自分を大切にする4つのステップでした。
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自分を大切にする。参考情報
ちなみにお伝えしたような「自分との対話」をやってみて難しい、集中できない、自己探究できないという方も少なくありません。
こういう方は、今の世の中に適応しようと自分の声ではなく周りの期待に応えようと頑張ってきたケースが殆んどです。
そういう方は、自分との対話が出来るようになっていくまでコーチやセラピストに伴走してもらう、というのもおすすめです。
プロにホールドしてもらうとほんまに自分と対話しやすくなります。
自分を大切にする。一番大事なこと。
自分を大切にする方法は色々ありますけども
その時自分が求めていることを明確にしてそれを満たしてあげるのが一番効果のある大切にする方法。
なので自分を大切にするためには自分との対話が不可欠なんです。
あなたの心の声に耳を傾けてあげましょう。
生まれてから死ぬまでずーっと一緒にいる、めちゃめちゃ大切な存在なんですから。
このブログでは、私が20年にわかってコーチングなどを提供してきた経験から ほんまに役立つ知恵をお伝えしています。
もし良かったら他の記事も見てくださいね。
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