本記事ではいつでもどこでもできて、2分で効果があるセルフケア、セルフヒーリング、心を落ち着ける方法としてバタフライハグをご紹介します。
これを知っていると知らないでは人生の質が大きく変わると言っても過言ではありません。
バタフライハグってどういうもの?
バタフライハグはイグナシオ・ジャレーロ博士らによって開発されたセルフケア、セルフヒーリングの方法です。
開発者であるジャレーロ博士たちはEMDRというトラウマケアの手法の専門家でもあります。このEMDRというアプローチは相当パワフルで効果的なのですが、トレーニングを積んだセラピストに受ける必要があります。
自分一人ではできないわけです。
なのでEMDRの仕組みを生かして自分で自分を癒せる方法を作れないか?という思いで開発されたそうです。
1998年のメキシコ地震によって引き起こされた人々の心の傷に成果をあげたことで世界的に有名になりました。
名前の示すとおり、両手で蝶々のような形を作って自分で自分をハグして、左右の手をトントンやるだけで心が落ち着く。リラックスする。不安が減る。心の傷、トラウマにも効果があると言われています。
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バタフライハグがなぜ心に効果があるの?
このバタフライハグがなぜ効果があるのか。
私達は心が乱れたり心が傷ついたとき、左脳と右脳のバランスが乱れると言われています。具体的には感情を司る右脳は暴走しがち、逆に左脳の働きは低下します。
このバランスを取り戻すために、右、左、右、左、と両側に優しい刺激を与えることで右脳が落ち着き、左脳が機能を取り戻す。
結果、脳と心が落ち着き、心の傷も癒やされていくのです。
関西大学の心理実験では、大学生48人にバタフライハグを実践してもらい、抑うつ、不安、倦怠感などに対して低減する効果が確認されました。
また、とても簡単な方法のため、子どもにも効果があると言われています。
バタフライハグのやり方
改めてやり方をお伝えすると、
両手を交差して自分をハグするようなポーズを取り、右、左、右、左と自分が心地よいテンポで手で自分の身体に優しく刺激をおくってあげる。
ただこれだけです。
手の形として肩を抱くパターンと、親指を交差するパターンがあります。
私は親指を交差するパターンの方がトントンという刺激が内側に染み入る感じがして、疲れている時はちょっぴり涙ぐみそうになったりします。
が、人それぞれなのでご自身の一番心地よい、または効果があると感じられるポーズやテンポを探求してみてください。
やる前に何か好きなことや安心できるもの・人を心のなかで思い浮かべて・心を落ち着けてからやるとより効果がでる人もいます。
この方法は特にお子さんにおすすめです。
お子さんの場合、好きなアニメやキャラクターなど、もちろんそれ以外でも好きなものを思い浮かべてからやってもらってみましょう。
どれくらいの時間やればいいのか、諸説ありますが30秒~2分くらいで効果がではじめると言われています。
私は少なくとも2分間はやるようにしていますが、なんとなく気持ちの変化を感じられたらそこで止めてもよいでしょう。
いつどこでやればいいのか?ですが、いつでもどこでもです(笑
寝る前に布団の中でやってもいいし、動作が目立たないので職場の席や出先のトイレやカフェの席など。あなたができそうと思った場所ならどこでもできます。
そして終わったあとに、しっかり深呼吸をしましょう。
私自身は始める前とだいぶ気持ちが変わることを実感することがとても多いです。
もちろんこういうメソッドは万能薬は無く、あう・あわないはありますが、簡単で時間もお金もかかりませんし、騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。
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おわりに。
心理学の専門家が開発した、いつでもどこでも自分で出来るセルフケア、セルフヒーリングの方法。
ちょっと不安になったとき、過去の痛かったことを思い出したとき、緊張したとき、ストレスや疲れが溜まってると感じたとき、バタフライハグのことを思い出してやってみましょう。
あなたにとって一番大切な自分という存在を大切にケアして、より良い人生を作っていきましょう。
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ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。