忙しい毎日。
仕事のこと、家庭のこと。
不安や心配、考えなきゃいけないことがいっぱい。
「最近、頭が休まってないなぁ。」
「でもついつい考えてしまって、休めない。」
もしあなたがこのように感じているなら、この記事をお読み下さい。
本記事では、心の専門家としてオススメできる効果的な「頭と脳の休め方 3つの方法」をご紹介します。
脳と頭の休め方その1:体の緊張をほどく。
脳と頭を休めたいなら、身体の緊張をほぐし、リラックスさせましょう。
人は古来より直感や感性を頼りに、野生の中を生き延びてきました。
例えば密林を旅している際に、
「何か妙だ。」「猛獣が潜んでいるんじゃないか。」「ここには立ち入らないでおこう。」
このような直感を拠り所に危機を回避してきたのです。
そして、このような直感たちは、「胸騒ぎ」「胸がざわつく」といった言葉たちからもわかるように、まず身体感覚としてやってきます。
私達の全身の神経は、なんと毎秒1100万ビットの情報を脳へ送っているのです!
その中で「身体の緊張」はとても大切な情報。
なぜなら、身体が緊張している、ということは脳にとって「ここは危険な場所である。」という解釈になるからです。
なので、脳は休むどころか、「周りに危険がないか。」「どうすれば危険を回避できるか。」という恐れの感情から ガンガンと考え続けてしまうのです。
これでは脳と頭は休めません。
なので、脳と頭を休めたいなら、まずは身体の緊張を解きましょう。
緊張が当たり前になっている人は、自分が緊張していることに気づいていないこともよくあります。
しかし、現代ではほとんどの人が当たり前のように緊張して、交感神経が優位になっていると思って間違いありません。
ですので、まずは以下のような取り組みを自分自身でやってみましょう。
・リラックスできるストレッチやヨガをする。
・ぬるめのお風呂にゆっくり入って、そこで身体をゆっくりもみほぐす。
・呼吸法を一定時間(3分以上)行う。その際、吐き出す呼吸を長め(10秒程度以上)にする。
さらに、自分以外の他人に身体にさわってもらうことは、体を緩めるために効果的です。
リラックスできる優しい整体やマッサージを受けてみましょう(アロママッサージがオススメです)。
体の緊張がほぐれると、「ここは安全な場ですよ」と身体から脳に信号が送られ、脳も安心して休むことが可能になるのです。
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脳と頭の休め方その2:気になっていることをすべて書き出す。
仕事にプライベート、色々気になって頭が休まらない。寝付きも悪いし、眠りも浅い。
そんな時は、寝る前に「頭に抱え込んでいるものたち」を書き出すことで、「紙」に預けるメソッドを試してみましょう。
やり方は簡単。
気になっている案件や事柄を箇条書きに大きく書き出しましょう。
たとえば「A社相手のプレゼン」「衣類をクリーニングに出す。」など。
そして、それぞれの件について
「自分でやれることを既にやっているかどうか。」を考えます。
もし自分にやれることがあるなら、そのやれることを書き出し、
「いつまでにやるのか。」も明記します。
また、相手の返事や、時間が必要なものなど、何かを待つしか無い場合、
「自分でやれることはやってるから気にしても仕方ない。」
と、箇条書きの余白に追記する。
ここまで書けたら、その案件は紙に預けて一旦忘れましょう。
こうすると、気になることを紙に預けることが出来て、気持ちと頭にスペースが出来て、ぐっすり眠れるように。
結果として、頭と脳を休めることが可能になるんです。
脳と頭の休め方その3:瞑想。
脳の大きさは体重の2%ほどですが、エネルギー消費で言うと20%もの比率になる「エネルギー喰い」な存在です。
さらにこの脳の消費エネルギーの多くはデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路に使われています。
このDMNは何もせずぼんやりしていたり、ボーッとしていても働きます。
「一日休んでいたのに、休まった感じがしない。」
そんなふうに感じることがある人は、このDMNが活発に活動している可能性があります。
瞑想はこのDMNの働きを抑制することが調査研究で明らかになってきています。
最もシンプルな瞑想は、やり方も簡単。
ただ「呼吸」に意識を向けて、考えることをやめるのです。
そして、「今・ここ」に意識を向け続ける。
もちろん、途中で雑念が湧いてきますが、「雑念が湧いてきた」ことに気づいて、また呼吸に注意を向け直します。
ただ、これだけのことですが、脳と頭を休めることが可能になるのです。
瞑想のやり方について、もう少し詳しく書いた記事はこちら。
DMNについてはこちらの書籍を参考にしました。
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おわりに。
私たちの中で、特に働き者の「頭・脳」。
この存在たちがしっかり休むことができると、思考もクリア、アイデアも冴えて日々がイキイキとしはじめます。
自分にあった方法で、的確に脳と頭を休めて、充実した毎日を作っていきましょう。
もしあなたの周りで必要としている人がいると思ったら、ぜひシェアしてあげてくださいね♪
ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。
<参考図書>
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