ワークショップ・合宿などを企画するなら、必ず入れたい4つのこと。

 

人がある程度集まるワークショップやセミナー、

仲間との合宿やイベント等。

あとは、仲間との旅行や、家族旅行!

 

今回の記事は、

そういったプログラムを企画している方。

今後、企画したい方に、

 

必ず入れておくべき4つのことをご紹介します。

 

企画に入れて欲しい、「4つのメディスン」。

 

4つのメディスン(Medicine:直訳すると、お薬ですね。)とは、

アメリカの文化人類学者が、長年のフィールドワークで明らかにしたもので、

 

現存する先住民族で、健全な風土が維持できているコミュニティや部族では、

必ずこの4つのメディスンを、みんなで大切に尊重、実践している、というもの。

 

その4つとは、

 

・Singing(うた)

 

・Dancing(踊り)

 

・Storytelling(物語を語る)

 

・Silence(静けさ・沈黙)

 

です。

 

私が企画するワークショップ・リトリートには

必ずと言っていいほど、この4つを入れてます。

 

場が深まりますし、つながり・絆が強くなるんですよ。

 

 

 

ということで、この4つ、うまく入れられると、

ものすごーく、盛り上がり、かつ深い場になるのです。

 

今まで色んな場面でこの4つを入れてみての、

自分なりのポイントなども含めて解説します。

 

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Singing:うた。

 

天城ぃ~ごおぇえ~♪

 

言わずと知れた、王道。

うまくいけば、ほんまに盛り上がるし、心がつながりますよねぇ。

 

誰か一人が前で歌う、ってのでもいいですが、

みんなで何か歌えるといいですよねぇ。

 

ただ、日本人は苦手な人、多し。。。(笑

 

なので、(これは他のメディスンにも言えるのですが)

何かの文脈や必然性があると、みんなも歌いやすいのです。

 

プログラムの中で、歌をみんなで歌う文脈が

あるのに越したことは無いのですが、それが無い場合でも、

 

参加者、誰かの誕生日を祝うとか。

(バースデーソング!立派な歌です。)

 

最近、誰かが歌をやってる、ギターをやってるから、

「ちょっとみんなの前でやらせてよ。」

「やってみてよ。」

って感じで盛り上げて、

 

そして、その人進行のもと、みんなで知ってる歌をうたう。

ってのもありですよね。

 

泊まりのイベントやワークショップだと、夕食後の時間などに、

しんみり系の、みんなが知ってる歌を入れると、ハマることがとっても多いのです!

 

Dancing:おどり。

 

月がぁ~、出た出た♪

 

これまた、みんながいるところで踊るのは、日本人苦手・・・。

 

ちゃんとしたヒップホップとか、ベリーダンスとか、サルサとか。

簡単なステップを教えられる人がいるなら、

そういう本格的なものでもいいですが。

 

そうそう、教えられる人はいませんし、大抵の人はこんなの踊れませんよね?

(私もです・・・。)

 

なので、こういった「正しい型」がある踊りではなく、

(これはこれで可能ならやってみてください)

 

音楽に合わせて、ともかく動く。

 

というシンプルなダンスがオススメ。

 

子どもって、音楽にあわせて、

もう、すぐに体を動かして踊り出しますよね?

 

むちゃくちゃ踊り。

 

はーい、ねーちゃん、イカすダンスしてるじゃん?

 

こんなイメージです。

 

むちゃくちゃで正解が無い分、みんな自由に衝動から弾けられます。

 

これをどう入れ込むかも、文脈次第。

自分たちがワークショップに入れる場合、「踊り」と言わずに、

 

「動き」「自由に動いてみましょう」

 

といった表現で、少しずつガイドしたりします。

 

あとは、休み時間や夕食後の時間など、

自分が踊りたくなったら(踊りというより、動き?)、

その衝動に素直に踊りだし、

 

ついてくる人がいればよし。いなくてもよし。

 

くらいのスタンスでやってると、乗ってきてくれる人もいます。

 

いずれにせよ、BGMがあると、やりやすいですね。

 

人と、みんなと踊ると、踊りにしかない、

不思議なつながり感というか、絆が生まれる感じがします。

 

踊る内容にもよりますが、場がとても深まります。

また、体中から歓びが満ち溢れてくる時間になるんです。

 

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Storytelling:物語を語る。

 

私の人生は。。。

 

人は物語を生きており、

その物語を自由に自分の感じているまま安心して話せて、

しかも、それを受け止めてもらえると、とても歓びを感じる生き物なんですよね。

 

イベントの中で、しっかり時間を取るも良し、

終了後や夕食後の飲み会などで、じっくり語るも良し。

 

ただ、イベントの中でプログラムの一環でこういう時間をとる場合、

話し手が安心してしっかり物語を話せるように、

ちゃんと、聞き手、話し手の役割を明確化すること。

 

話し手が話を強奪されない。

ちゃんと聴いてもらえる、という安心感を場として創るのがポイントです。

 

また、話す際のグループサイズにも注意。

大勢に対して話すこと、普通は緊張しますよね。

 

なので、最初のうちは、3~4人の小グループや、

ペアに別れてじっくり話して、場に安心感が生まれだしたら、

少しずつグループサイズを大きくしていく、

というのも一つのテクニックです。

 

イベントの中で話すなら、

 

・自分自身のこれまでの人生を語る。

 

・最近の状況や、感じていることを語る。

 

・何かのテーマについて、光と影を語る。

(光だけ、影だけだと、座りが悪い。両方あることで、両方がより深く話せる。)

 

その他、その他。。。

 

自然の中なら、焚き火を囲んだり、海を見たり、

川の流れを見ながらの、自由な語らいも、いいですよねぇ。

 

これも話す内容によって、場の雰囲気は色々ですが、

やっぱり深まるし、つながりが育まれるんですよねぇ。

じゅわ~~、、、、っと。

 

Silence:静けさ・沈黙。

 

 

これまた、ポイント!!!

 

静寂は挿し色みたいなもんで、

特に、全体的に盛り上がる出し物?が多いのイベントで、

少しだけ入れると、ぎゅっと場が締まって、メリハリが生まれて、

その後、さらに盛り上がります。

 

ジャンプする前に、一回しゃがみ込むイメージですね。

 

また、別に盛り上がる出し物?ばかりではないイベントでも、

すごーく、場が深まります。

 

人と一緒にいるのに、安心して、

静寂にくつろげる時間は、日常では得難いものです。

 

人と一緒にいたら、

 

「何か話さなきゃ。」

「盛り上がらなきゃ。」

 

みたいな考え、ありますよねぇ?

 

それを全部手放して、静寂の場で人とつながる。

 

むちゃくちゃオススメです!

 

イベントの中で入れるなら、

 

瞑想や祈りの時間など。

 

あとは、シンプルに、何かのワークの後に、その経験を定着させるための

「沈黙の時間」

を取る、というやり方もありますね。

 

物語同様、焚き火を囲んで、静かな時間をとる。

 

ぱちぱち・・・。と焚き火の爆ぜる音。風が木々をなでる音。森の静寂。。

 

 

おぉ・・・・。

 

やばい、想像しながら書いてて、

気持ちよくなって昇天しそうになりました(笑

 

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まとめ。

 

ということで、この4つのメディスンのパワフルさ。入れる際のポイント。

など、伝わったでしょうか。

 

短いイベントで無理につめこむのもどうかと思いますが、

文脈さえ整えれば短いイベントにも入れられます。

 

また、イベントの文脈でプログラムの中に入れるのが難しかったら、

イベント中、意識の片隅に置いておいて「今なら入れられそう!」

って時に、予定外でも思い切ってやってみる、ってのもおすすめですね。

 

4つのメディスンを普段から意識してる自分としては、

いわゆる市販のお薬より、よっぽどお薬だなぁと思います。

(当然、効果には個人差がありますw)

 

この4つを大切にすると、魂が潤う感じなんですよね。

 

—–

 

人が集う場、イベントやワークショップは、

 

一生の思い出になりうる可能性を秘めた、大切な場。

 

この記事をここまで読んでくださったあなたは、

きっと、参加するみんなのために、ええ場を提供したい。

そんな想いをお持ちなんじゃないでしょうか。

 

まずは、その想いを、一番大事にしてください。

 

その上で、4つのメディスン、使えそうなら使ってください。

 

全部を使うことにもこだわらず、あなたが取り入れたいところからでもOK。

 

想いをベースに柔軟に取り入れられるものを取り入れ、

みんなでそれぞれ、素晴らしい場をつくっていきましょう。

 

いえーい!

 

皆さんも是非、試してみてください。

そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪

 

ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ

ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)

 

河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。

 

~~~~まとめ~~~~

・先住民の智慧に、4つのメディスンというのがある。

・歌、踊り、物語を語る、静寂・沈黙。

・この4つを上手く取り入れていくと、人が集まるイベントは盛り上がり、人同士がつながる。

・各ポイントを押さえて、使えるものを使っていこう(^o^)

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ABOUT US

河野 雅(こうの まさし)
阿蘇山のふもとで、ライフコーチをしています。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。MCC(国際コーチ連盟認定マスターコーチ) NVC(Nonviolent Communication 平和を創り出す手法)をお伝えしたり、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が20年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。