ありのままの自分を愛そうとするとき、不可欠な取り組みが何であるか、知っていましたか?
それは、自分のネガティブ(影)の側面を認めて受け入れていくこと=「ネガティブの受容」なのです。
このことを知っていると、より深くありのままの自分を愛することが出来るようになります。
Contents
そもそも「ネガティブな側面」とはなにか?
ここで言うネガティブとは、世の中では良くないものと言われているものたちのこと。
たとえば、
怒り。
嘆きや悲しみ。
心の痛み。
冷淡。
利己的。
傲慢。
強欲。
悪意。
軽蔑。
憎しみ。
後ろ向き。
うぬぼれ。
身勝手。
不安。
怖がりや弱さ。
嫉妬。
攻撃性。
などなど。いくらでも出てきますね(笑
別の言い方をするなら、ネガティブな側面とは私たちすべての人の中にあるにもかかわらず、私たちが一生懸命隠して、まるで「無い」ものとしようとしているものたちのことです。
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なぜ、「ありのままの自分を愛する」ためにネガティブな側面の受容が必要なのか?
私たちはついついポジティブな部分のみが自分であり、その自分だけで生きたいと思い、かつそれ以外の自分がまるでいないように振る舞います。
いわゆる「ポジティブ信仰」というものです。
たとえば
明るい自分。
元気な自分。
優しい自分。
前向きな自分。
社交的な自分。
笑っている自分。
喜んでいる自分。
創造的な自分。
仕事を楽しんでいる自分。
感謝を感じている自分。
こういった自分だけで生きられると、そりゃあ、楽しいし幸せですよね。
しかし、残念ながらこのようなポジティブな側面しかない人はいません。
人にはポジティブな側面があれば、必ずネガティブな側面も存在しているからです。まるで、コインの表があれば必ず裏があるように。昼がくれば、その次には必ず夜がくるように。
そして、生きていれば必ず予期せぬトラブル、出来事や人物と直面し、その時時で刺激されて様々なネガティブな側面が顔を出そうとしてきます。
ポジティブな側面だけを認めようとしていると、自分のネガティブな側面がでてきたときに自分を認めることができず、苦しみが生まれます。
この瞬間、「ありのままの自分を愛する」ことが出来なくなるのです。
ポジティブだけの「ありのまま」なんてありません。
ネガティブな側面をを否定することは、自分自身を否定すること。
ポジティブもネガティブも、両方存在するのが私たち。両方を認めていくことでほんとうの意味で「ありのままの自分を愛する」ことが可能になるのです。
ネガティブな側面を否定し続けると何が起きる?
ポジティブのみを追い求め、自分のネガティブな側面を否定し隠し続けようとすると、
・隠すこと自体にパワーを使い、常に緊張を強いられ、疲れます。(そして私たちは必死で隠そうとしていることにさえ、無自覚でいます。)
・他者の「ネガティブな側面」に過剰に反応して、否定しようとします(結果、争いや分断が起きます)。
・自分を否定していることになるので、心からの安心感や平和を感じられません。
・隠し続けていても、いずれ何らかの形で発現したり、現実化します。
このようにネガティブな側面を否定すると、様々な苦しみが生まれ、結果として「ありのままの自分を愛する」ことが出来なくなるのです。
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ネガティブな側面を「行動に移す」ことと「認める」のは別。
かと言って、「ネガティブな側面をそのまま行動に移しましょう」と言っているのではありません。
悪意に満ちたメールを相手に送ったり。
嫉妬にかられて相手が傷つくであろう言葉をわざと投げたり。
激しい怒りに振り回されて相手を罵倒したり。
これは、自分のネガティブに支配されて、行動化してしまっている極端な状態です。
このような状態はあなたも周りの人も不幸になります。
一方、逆の極は「そんなネガティブ無いよ」と否定・抑圧している状態。
こちらの状態も先程も書いたとおり、たくさんの不都合を生み出します。
この両極の状態が不健全であり、「ありのままで自分を愛している」とは言えません。
ありのままの自分を愛する=ポジティブ・ネガティブ両方あることを認め、受容する。
では、私たちは自分のネガティブとどう付き合えばよいのでしょうか?
目指すべきは、ネガティブな側面にまず気づくこと。
そしてその存在を認めつつ、そのエネルギーに振り回されない状態。
別の言い方をするなら、自分自身の中に「ポジティブ・ネガティブ」両方存在することを受容すること。
これは「ポジティブ、ネガティブ、どちらか」という二元性の世界から、「ポジディブ・ネガティブ、どっちも私の中にある。」という世界(ステージ)へ意識を進化させる、とも言えます。
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まずは気づくこと。そして認めることからはじめましょう。
もし本当に「ありのままの自分を愛したい」と願うなら、自分のネガティブな側面にまずは気づくことです。
気づきがすべての第一歩です。
そのうえで、その存在を認めていきましょう。
認めて、肯定しましょう。
「あぁ、こういう自分もいるなぁ」と。
もし可能であれば、そのネガティブな自分の言い分を聴いてあげたり、相手(ネガティブな自分)が許せばイメージの中で抱きしめてあげましょう。
だって、たとえネガティブであっても大切なあなたの一部、自分自身なんですから。
頭で認めるのではなく、ちゃんとエネルギー・感覚として自分の中にネガティブな側面が存在する、ということを感じられたとき、それはご自身でわかります。
それはそれは素晴らしい感覚なんです。
とは言え、ネガティブな側面に気づき、認めること。さらに耳を傾け、愛することは簡単ではありません。シンプルですが、イージーではありません。
なぜなら、山のようにある(笑)自分のネガティブな側面に一つずつ気づき、直面し、たくさんの痛み・涙とともにその不都合な自分を受け入れていく必要があるからです。
そのためには、精神的なこと・スピリチュアルな学びをさらに重ねる必要もありますし、同じ目的をもった仲間やメンターとの出会いも必要になってきます。
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ネガティブを受容すればするほど、生きるのが楽に。
ネガティブの受容が進めば、生きるのがむちゃくちゃ楽になります。
私たちが普段、自分に対してどれだけ「ネガティブ」を(自分に対しても)隠そうとエネルギーを使っていたか、も思い知ります。
付き合える人の幅が増えます。
何を言われても反応しづらくなります。
逆説的なんですが、ネガティブを認めると安心感や平和が心の中に訪れます。
まるごとの自分を愛せている実感が芽生えてきます。
さらに、結果として精神的にも物質的にも豊かになり、あなたの人生は今よりもっと素晴らしい旅になっていくのです。
皆さんも是非、試してみてください。
そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪
ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ
ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。
追伸:実はポジティブ・ネガティブ、両方の自分を認めたステージのさらにその先に、「統合」という意識の進化のステージがあります。が、こちらについてはまた別の機会にお伝えしますね。
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