他人の理解不能な言動に接して、びっくりすること、驚くこと、ポカンとすること、イラっとすること。ありますよね。
「なんでそんなこと言うの?」
「えぇ!?マジで?」
「考えられへんわ。」
「なんでそんなことするの!?」
みたいに思っちゃうような、理解できへん言動する人。そんな人が身近にいると、人間関係の悩みも尽きなかったり・・・。
本記事では、人間関係で相手が理解できなくて、困惑した時、どうしていいかわからなくなった時にあなたを支える、「人が根源的に持っている2つの原則」をご紹介します。
Contents
人を突き動かす2つの原則。
原則1:人は誰しも、自分が正しいと思っている。
どんな理不尽や、あなたからすると理解不可能な振る舞いをする人も、「自分が正しい」と思っています。
「自分にとっての正しさ」を人に押し付ける人は、わかりやすいですよね。「あぁ、この人、自分が正しいと思ってるんだなぁ。」と。
しかし、「自分の正しさを押し付けていない人」も、その人の言動・振る舞いを司っているのは、その人の中での「正しさ」なのです。
「こういうときは、こうする。」「こんなときは、こう言う。」の集合体が、我々人間とも言えるのです。
原則2:人は誰しも幸せになりたいと思っている。
人は誰しも、心の底では、「幸せになりたい」「より良くなりたい」と思っています。
それを、言葉で自覚的に願っているか、無意識レベルで願ってるかは別として。
そして、「幸せになりたい」という原則2は、原則1の「正しい言動」をしていくことで実現していく、と思っています。
(本人にとって)正しい言動をすることで、
「幸せになれる」「今より良い状態になる」「自分が欲しいものが得られる」
または
「もっと不幸な状態を回避できる。」「大切なものを失うことを回避できる。」
と思い込んで(又は無自覚、無意識に突き動かされて)正しい言動を繰り返しているのです。
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全ての人にとって「正しさ」の理由がある。
それぞれが「正しい」と思う言動・振る舞いは、その人の特性や、過去の経験、学習から生まれたもの。
あなたにとって突飛で理解不能な言動・ふるまいをするようになったのにも理由があります。
たとえば、
「人の話を聞かずに、自分の主張ばかりしている人」は、もしかしたら、その人のご両親がそういう人だから、「そうするもんだ」と思っているかもしれません。または、自分と自分の主張に自信が無いため、自分にも言い聞かせて自分を鼓舞するために主張ばかりしているのかもしれません。
「自分の意見をハッキリ言わない人」は、子供時代、自分の気持ちは我慢して、親の意見ばかり尊重していたら親から可愛がられたから、「こうすれば愛される」と思っているかもしれません。
逆に、子供時代、派手に暴れることで注目を浴びたり、(親が困り果てて)自分の要望を通してもらう経験を重ねた人は、「派手に暴れれば愛される。幸せになれる。」と思っているかもしれません。
部下を怒鳴りつけてばかりの上司も、自分がそのように育てられたので、そのことが「正しい」と思っているかもしれません。
————
実際は「幸せ」「より良い状態」から遠ざかっていっている場合でも、その「遠ざかっている結果」ではなく、自分の思い込み(これが正しい。これで良くなる(ハズ)。)に突き動かされて、幸せから遠ざかる言動を繰り返し続けるのです。
なんと、切ない生き物。。私たち人間。。。
ちなみに、このブログを今書いてる自分は、このブログを書くこと、この記事の内容がが正しい、と思って書いてます(笑)
この行為がより良い状態に近づいていってることを祈るのみですw
人間関係で、相手が理解できなくて悩んだりイラッとしたら、思い出そう。
では、あなたの「正しい基準」からかけ離れた、びっくりするような言動をする人と出会ったら、どうすればよいか。
そういう時は、一回大きな深呼吸をして、
「あぁ、この人のこの言動も、『自分は正しい』『こうすることで幸せになれる』
(または不幸にならずに済む)と思ってやってるんだな。
そして、この振る舞いも、何かの理由で生まれたものなんだな。」
こう思って、(イメージとしては、そういうメガネを通して)相手のことを見てみましょう。
相変わらず理解不能なままの可能性が高いですが、
相手を責めたり否定したくなる気持ち、イライラなどがちょっぴり減ります。
そうすると、あなたの気持ちが楽になったり、余裕ができてくる。
コミュニケーションで大事なことは、「あなたの気持ちが楽。」「気持ちに余裕がある。」ということ。
なぜなら、余裕があると、相手を受け止められるし、余計なことを言わずに済みます。
言い争いや非難合戦も起きにくいし、仮に言い争いが起きたとしても、エスカレートしにくいからです。
さらに心に余裕があるなら、もう一つの原則。コントロールを手放す、も思い出しましょう。
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小さな変化が、意識と人生に変化を起こす。人間関係が楽になる。
人が根源的に持っている2つの原則を知ると、
「人はみな、良かれと思って、
幸せに向けて(たとえその道が行きたい場所にたどり着かない道でも)、
最善を尽くそうと頑張っている存在なんだ。」
という認識が芽生えだします。
この認識も、ちょっとだけかもしれませんが、気持ちに余裕と暖かさをもたらしてくれます。
ま、こんなこと言ってられないときもありますが。
いずれにせよ、今回ご紹介したメガネを通して人を見ていくことで、あなたの心に余裕が生まれ、その後の相手に対するあなたの対応も変わってきます。
この小さな変化の積み重ねが、あなたの人生を少しずつ、でも確実に変えていきます!
そして、積み重ねていった先には、今よりも楽な人間関係がきっと実現しているでしょう。
この考え方、「使えそうだな」「ちょっと試してみよう」と思った方は、是非、試してみてください。そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪
ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、輝きがみちあふれることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@輝くヒント でした。
~~~~まとめ~~~~
・人は誰しも、「自分が正しい」と思っている(私もw)。
・その「正しい」と思う行動を重ねることで、幸せになれると思っている(私もw)。
・びっくりするような振る舞い、イラッとする言動も、その人なりの正当な理由がある。
・悩んだり、困ったりしたら、自分を取り戻すために、「この人にとってはこれが正しいし、幸せに近づいてるんだ」と思ってみましょう。
・ほんの少しでも、楽になって、心に余裕が生まれます。
・そうすると、その後のあなたのその人への振る舞いが変わっていきます。
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