「なんか、あの人、周りの協力を得られること、多いなぁ。」
「応援する人が多くて、羨ましい。」
そんなことを思う人、まわりにいませんか?
「好かれるために何かをする」
ってのは、個人的に、正直微妙ですが。
「好かれる」=「良好な人間関係を築く」ということでもあり、
そのためのポイントは知っておきたいところ。
他人に好かれる。良好な人間関係を築くためのポイント・方法は
たくさんありますが、その中の一つを今回はご紹介します。
Contents
他人に好かれる人が自然とやっていること。
人に好かれ、良好な人間関係を築き、
周りの人に影響力を発揮して、結果を出す人がよくやっている、シンプルな方法。
それは、、、、
「人にアドバイスを求めること」「相談を持ちかけること」です!
実際の調査でもその効果は明らかになっています。
名著:ギブアンドテイクから実験結果を紹介します。
ある実験で研究者のケイティ・リルジェンクィストは、被験者を売り手と買い手に分けて、不動産の販売を想定して交渉させた。売り手が最高可能価格で売ることを目標にした場合、わずか8パーセントしか合意に達しなかった。ところが、売り手が買い手に、価格の折り合いをつけるにはどうしたらいいかアドバイスを求めると、42パーセントが合意に達したのである。
アドバイスを求めることによって、協力関係と情報の共有がうながされ、もめがちな交渉を、双方が得をする取引に変えたのだ。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 P242-243
この例では、売り手が買い手にアドバイスを求めることで、協力関係が生まれている=より良好な関係に変化しているのです。
また、別の調査では、こんなことも明確になっています。
知識のある同僚にしょっちゅうアドバイスや助けを求めている人は、まったく求めない人よりも、上司の受けがいいことがわかっている。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 P244
アドバイスを求めるパワフルさ、明らかですねぇ。
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では、なぜ「アドバイスを求めること」が効果を生むのか?
その理由はいくつかあるのですが、ここでは代表的な2つをご紹介します。
1.相手に承認と信頼のメッセージをおくることになる。
アドバイスを求めるということは、相手の知識や能力を信頼している、というメッセージになります。
そりゃそうですよね、信頼してない人にアドバイスは
求められた側からすると「あなたのことを認めてますよ、信頼していますよ」という承認のメッセージになり得るんですね。
2.相手の貢献のニーズを満たすチャンスを提供する。
人は誰しも貢献のニーズを持っています。
誰にかに貢献したい。
役立ちたい。
誰かの役に立ったら理屈抜きで気持ちいい。
心が満たされる。
もちろん自分のことで精一杯の状況だとこういうニーズは心の奥に埋もれてしまい、そう思えない場合もありますが、
社会的な生き物である私達人間は本来そういう存在なんです。
アドバイスを求める行為は、こういったニーズを満たす機会を提供することにもなるのです。
実は、アドバイスを求めるのは、勇気のいる行為。
とは言え、
「アドバイスを求めたり、人に相談するの、ちょっと苦手。」
って人、意外と多いのです。
ついつい、悩みや問題を1人で抱え込んでもんもんとしてしまったり。。。
それももっともな話で、実は、アドバイスを求めることは、
自分が出来ないことを表明することでもあり、
表現を変えると「弱さを見せること」でもあるのです。
なので、実は勇気がいる行為なのです!
アドバイスを求めるのが苦手な人は、
弱さをさらけ出すのが苦手な人かもしれません。
(私もそういう部分、未だにありますねぇ。。)
でも、安心してください。
アドバイスを求めても、あなたの価値はいっさい減りません。
そして、誤解を生まず、ちゃんと意見・アドバイスを求めれば、
相手に嫌われたり、出来ない奴、と思われるどころか、
逆に人に好かれ、そして、協力してくれる人も増えていく!
こんないいこと満載なんやったら、
弱さをさらけだしてでも、じゃんじゃんアドバイスをしていきましょう。
逆に、弱さを隠そうとすると、どうなるかは、過去記事をご覧ください。
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具体的に、アドバイスを求める際のポイント。
じゃあ、具体的にどうすればいいか?
状況によっても異なってきますが、いきなり聴きたいことだけ聴いても、誤解や軋轢を生む可能性があるので、以下の6つのポイントを抑えましょう。
1.まずは相手にアドバイスする時間的心理的余裕があるか確認すること。
2.アドバイスを求める「背景」をわかりやすく説明すること。
3.「ポイント」を絞ること。
4.事前に自分で考え.なるべく自分の意見も加えること。
5.アドバイスを求めることは相手の貴重な時間を使うことになるのでそこへの感謝や配慮の気持ちをしっかり表現すること。
6.相手に対して具体的な「要望」「陳情」がある場合は、自分の要望をゴリ押しするのではなく、「こうしたいんだけど、どうすればいいでしょう?」と、相手を協力関係に引き込んでしまうこと。
この6つのポイントを押さえつつ、あなたが困っていること、何か変えたいこと。
実現したいことについて、ぜひ、誰かにアドバイスを求めてみましょう。
もちろんこれでうまくいくかは状況や相手次第ですが、
失敗を重ねながらも、試行錯誤して、
あなたなりの「アドバイスを求めるスタイル」が出来上がっていくと、
そのパワフルさを実感することになるでしょう!
おわりに。
本記事をここまで読んでくださっているあなたが
アドバイスを求めてまで成し遂げたいことは、
必ずや良き意図に基づいた、
世界が少しでもより良くなることだと思います。
なので、周りの人に 良い意味で頼って、
どんどん人と良好な人間関係をつくっていきましょう。
そして、あなたの夢を実現する形で、
アドバイスをくれた方々にご恩返しをしていきましょう。
そんな生き方、いいと思いません?
ここまで読んでくださったあなたなら、
必ずや一歩ずつ、そういう生き方に近づいていけます。
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いいな、と思ったら、是非、試してみてください。
そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪
ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ
ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
~~~まとめ~~~
・人に好かれたい・良好な関係を築きたい、また、結果を出したいなら、アドバイスを求めよう。
・ポイントは押さえてね。
・弱さをさらけだして、アドバイスを求めよう!
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