この記事では、ご機嫌でいるために 今すぐ使える心理テクニックをお伝えします。
また記事の最後では心理テクニックに関連した大事な注意点を2つお伝えしています。
・ご機嫌な気持ちでいたい
・イライラせずに毎日を過ごしたい
・周りに優しくなりたい
という方はぜひ最後までお読みください。
ご機嫌でいるクニックの前提となる考え方
それでは最初にお伝えする心理テクニックの土台となる、実は盲点とも言える考え方をお伝えします。
それは
ご機嫌でいたいなら、ご機嫌でいることにこだわらない、執着しない
ということです。
どういうことか。
我々人間は、生きている限りイライラしたり不機嫌になったりすることは避けられません。
しかし、ご機嫌でいたい!という思いが強いと、このイライラしたり不機嫌になってしまったこと、 ご機嫌でなくなってしまったことを受け入れられなくて、余計にイライラしたり不機嫌になる。
ご機嫌からさらに遠ざかってしまうんです。
天気もずっと晴れって無いじゃないですか。曇もあれば雨もあれば嵐もある。
人間の心も一緒なんです。
自分のどんな状態も受け入れる。これがご機嫌でいるための大事な考え方になります。
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ご機嫌でいるための心理テクニック
この考えをベースにした、ご機嫌でいるための心理テクニック。
それは起きていることを受け入れる、今ある現実にイエスを言う、ということ。
そしてこのイエスは 2つの起きてることについてイエスするのが必要なので、一つずつ具体的に説明します。
ご機嫌でいるための1つ目のイエス
それは、起きている自分の外側のことにイエスを言う。です。
子どもが保育園にいきたくないと泣いてる。
妻が、夫が朝から不機嫌だ。
お客さんからひどい言葉を投げられた。
などなど、生きてる限り色んなことがおきますよね。
私たちはそういった出来事に
「なんでそんなこと言うの」
「なんでこんなこと起きるのよ」
といった思考で、その出来事を否定したくなります。
ですが、起きている現実を否定すると余計イライラや苦しみが生まれるんです。
そしてご機嫌から大きく遠ざかってしまいます。
起きてる現実はイライラしても、不機嫌になったからって変わりません。
雨が降ったからって、そのことにイライラしてても雨は雨。変わりません。
なんならイライラすることで余計ややこしいことになってしまう場合もありますよね。
なのでその現実に イエス を心のなかで言ってみる。
たとえば
「子どもが保育園にいきたくないと泣いてる。この状況にイエス。」
「パートナーが朝から何故か不機嫌だ。この状況にイエス。」
これを声に出さなくていいので、心のなかでつぶやいてみるんです。
すると、不思議と現実を受け入れる気持ちが湧いてきて、心が落ち着く方向にシフトしていく、ご機嫌に戻りやすい状態になるんです。
ご機嫌でいるための2つ目のイエス
それは、私達の内面で起きてることにイエス、です。
1つ目のイエス、外側の状況に対して心のなかでイエスを言うと心が落ち着く方向にシフトするのですが、これで完全にイライラだったり不愉快な感覚が無くならない、ご機嫌に戻れない場合もよくあります。
ここで冒頭にお伝えした
「ご機嫌でいることに執着しない」
が大事になってくるんです。
ご機嫌でいることに執着してしまうと、イライラしてきた自分を否定して余計イライラしてしまう。
だから、ご機嫌にこだわらずに、自分の内側で起きていることにも心のなかでイエスを言う。
「私の中のイライラにイエス。」
「ムカつく感情にイエス。」
「私の中の不機嫌な気持ちにイエス。」
こんなふうに自分の中のイライラや不機嫌さに対して優しい思いやりの気持ちをもって心の中でつぶやいてみましょう。
そうすると、私達の中のイライラや不機嫌さといった気持ちが居場所を与えられて、心が少し落ち着きます。
そして落ち着いた心はごきげんな状態に戻っていきやすくなるんです。
もちろん不機嫌さが強い場合は、これだけで心が落ち着かないこともあるので、その場合は生まれたイライラなどの感情に対して自己共感してあげましょう。
自己共感がきちんとできれば、ご機嫌にさらに近づけます。
もちろん、ここでもご機嫌になることやスッキリすることにこだわりすぎずに自己共感してください。
自己共感という強力なテクニックの記事はこちら。
以上が、外側、内側の起きてることにイエスして、ご機嫌でいる心理テクニックでした。
ご機嫌テクニックに関連した注意点2つ
ここで今回お伝えしたテクニックに関連した注意点を2つお伝えします。
注意点その1:イライラなどを消すやり方について
自分のイライラにイエスするんじゃなくて、自分の不機嫌な気持ちやイライラを意志の力でぐっと抑えてポジティブなことを考えたりして気持ちを切り替えたり無くしてしまうってやり方、ありますよね。
このやり方は必要なときもあるし、効果を発揮することもあるので やったらあかんわけではないです。
ただ、これは心理学的には分離や麻痺と言われているやり方なんです。
イライラや不機嫌は無くなるわけではない。
心のどこかに存在してるのに無いことにされてるだけ。
そしてこの分離や麻痺といった特定の感情たちを感じないようにし続けると、心の底からご機嫌になることは不可能。
晴れていてもどこか雲がかかってるようなそういう心理状態になるんです。
また、冷静な状態だったのに溜まった感情たちが刺激されて突然キレたりもするようになります。
なのでこの方法はやり過ぎ注意ですね。
個人的には、今切り替えないと!という時以外は 自分の感情にイエス!をおすすめします。
注意点その2:イエスは諦めや我慢とは違う
外側の出来事にイエスするからといって起きている出来事に対して諦めたり我慢するのとは違います。
自分が大事にしたいことを大切にするために、イエスで現実を受け入れたあと、必要があれば行動しましょう。
たとえば朝からパートナーが不機嫌だったら、
相手の気持ちを共感的に聴いてみるもよし
逆に自分の気持を大事にしたいからパートナーから距離を取るもよし
イエスしたあとの行動次第で未来は変わっていきます。
大事なのは今すでに眼の前で起きていることに一旦イエスを言う、ということです。
ここ、大事なところなので覚えておいてくださいね。
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ご機嫌でいるための心理テクニック。おわりに
起きている現実や自分自身の内面にイエスを言うことは、自分自身と人生にイエスを言うこと。
自己を肯定する生き方であり、人生を肯定する生き方につながっていきます。
そしてやることといえば心のなかでイエスを言うだけ。
ぜひ、試してみてください。
このブログでは、私が20年近くコーチングなどを提供してきた経験から ほんまに役立つ知恵をお伝えしています。
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