「どうして私ばっかり!」
「プロジェクトチームの同僚は何もしてくれてないんじゃないか。」
「後輩は今回の件、ほとんど何もしてないな。。」
「うちのパートナーは、ほんまに動かない。」
そんなふうに思うこと、ありますよねぇ。
自分ばっかり、相手のためにしている感覚。
そして、それが蓄積していくと、気分が悪いし、
相手との関係もこじれだす。
大事にしたい人間関係が悪化していく・・・。
今回の記事では、そんな状況を好転させる智慧。
「責任のバイアス」
をご紹介します!
「責任のバイアス」とは?
一言で言うと、職場の人間関係、夫婦関係、恋人関係などにおいて、
相手の努力に対して自分の貢献を高く見積もることを言う
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 P141より。
これは、多くの人がやりがちなこと。
実際の調査でも、4組に3組のカップルが、
「自分がやったこと」 と 「相手がやってくれたこと」
を考えた時に、双方が自分の方を多めに見積もることがわかっています。
なぜこんなことが起こるかというと、
「受け取る情報量の差」が大きな要因。
なぜなら、
人は「自分がやったこと」は全部把握してるけど、
「他人がやってくれたこと」は一部を目撃するだけなので、
全部は把握しきれないから!
だから、この「責任のバイアス」が生じるのは、当たり前なのです!
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じゃあ、どうすればいいの?
答えは、シンプルです。
まずは、
『人は、「責任のバイアス」をとおして物事を見ている。自分も、相手も。』
これをしっかり認識する。
その上で、自分のバイアスを軽減したい時は、
自分が何かやったことを挙げる前に、パートナーや、部下・上司、同僚など、
相手がやってくれたことを考える時間を取り、リストとして書き出しましょう。
従業員が、上司にどれくらい貢献しているか考えるまえに、上司からどれくらい助けられているかを考えると、上司の貢献に対する評価は17パーセント以下から33パーセント以上に倍増する。
これは当然、上司→部下の関係や、同僚、家族やパートナーにも効果的です(^O^)
もちろん、このリスト化だけでバラ色の関係になるわけではありませんし、
実際、他人の努力すべてを把握することは出来ませんが、
一定の効果は確実に得られることが確実なのは上記のとおりです。
他にも、バイアス軽減の行動として、
・良好な関係の場合は、直接相手に何をどれだけやったか、聴いてみる。
・周りの人に、対象の相手がなにをどれだけやってるか、聴いてみる。
などが考えられますよね。
逆に、「相手の私に対するバイアス、強すぎるんちゃう?」
と思った時は、
・自分はこれだけやっている。
というのを(喧嘩腰ではなく柔らかく・笑)しっかり主張して、そこからお互いの言い分を対話しましょう。
あと、こんなことをした方も。。。(他のサイトへのリンクです)
これなんか、家事育児について 「見える化」して、
責任のバイアスを激減させた、素晴らしい取り組みだと思います。
注意点として。
先にあげた、「相手がやってくれたリスト化」など。
「えー、あの上司のやってくれたことを書き出すなんて、絶対に嫌。」
って人もいるかもしれません。
その気持、わかります(笑
そういう場合は、無理にやらなくてもいいでしょう。無理は体に悪いんでw
また、職場によっては、ほんまにほとんど何もやってない人もいるかもしれないので、
その場合、書き出すことが無くてストレスになる可能性もあるので、くれぐれも注意してくださいね。
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シンプルに「事実を見る」パワフルさ。
とは言え、今の人間関係や夫婦関係などに悩んでいて
「変えたい」
「少しでも良くしたい」
という気持ちが、わずかでもあるなら、騙されたと思ってやってみてください。
「バイアス軽減の行動」は、自分中心の狭い視野から、単純に「事実」を見ていくもの。
より良い関係をつくっていきたい相手に対して、自分中心の狭い視野のために、
関係が悪くなっていくのは、残念やし、もったいないですよね。
「責任のバイアス」は誰にでも起こること。
なので、「バイアス軽減の行動」という一手間かけて、
より良い人間関係・職場関係をつくっていきましょう( ´ ▽ ` )ノ
皆さんも是非、試してみてください。
そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪
ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ
ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)
河野雅(こうのまさし)@まぶろぐ でした。
~~~まとめ~~~
・「責任のバイアス」とは、自分のほうが貢献してる、というバイアス。
・これは誰にでも起こりうること。
・このバイアスを是正するために、「バイアス軽減の行動」をやってみよう。
・具体的な行動は、「書き出す。」「本人に聴く。」「(もしいる場合)周りに聴く。」
・「単純に事実を知る」ことのパワフルさを、人生に活かしていこう。
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