[50歳でコーチングで独立・起業。]専業コーチインタビュー07 シン・リーダーコーチング 本郷真也さん

 

ご縁からコツコツ積み上げ。初の契約では涙。

 

ーーその後、どうされたんですか?

 

今までのご縁からクライアントさんを開拓していこうと。

実は会社を辞める前くらいは異業種の勉強会とかによく行ってたんです。

 

そこで知り合った社長さんや知り合いにコンタクトとったり、中小企業同友会、BNI※、色んな所に行って営業しました。

 

※河野注:BNIとは世界最大級の異業種交流組織でのことです。

 

一番最初に仕事の依頼をしてくれはった社長からの電話は、切ったあと泣きましたね。

 

ちょうど子どもたちのバレーの試合行ってるときに電話が鳴って、「うち来たらええやん。」って言ってくださって。

子どもたちがいるのに、窓に向かってほんまに泣きましたね。

 

ーーお気持ち、伝わってきます。。。その後はどうなっていったんですか?

 

2月に収入が二桁になって、3月にもう少し増えて、4月にはサラリーマンだったときの月収くらいになったんですね。

 

その後も多少のアップダウンはありつつ、コツコツ続けて、3年目でサラリーマンの年収を超えました。

今、6年目です。

 

ーーお聴きしていると比較的スムーズに進まれたように感じます。

 

そうですね。

 

ありがたいことにほんまにツイててね。色んな人が応援してくれはったんですよ。

 

お客さんが完了した、と思ったらまた新しいお客さんが現れてくれはって。

一つ完了したら、2つ増えて。また一つ完了したら、2つ増えて、みたいなことが続いて、ジグザグしながら順調に増えてきています。

 

ジグザグに増えていく。

 

でも、最近ですよ、不安な気持ちが無くなってきたのは。

1~2年前までは、「クライアントさんが突然、全部いなくなったらどないしよう。」みたいな不安はありました。

 

顧客獲得のポイントは「あんたに頼みたい」と言われるようになること。

 

ーー現在、クライアントさんとのご縁はどのように作られていますか?

 

今はご紹介いただくことが多くなっています。

 

ただ先程も言ったように最初の頃は頑張って異業種交流の会などに行ってました。

今も当時よりは減らしていますけど、いくつか参加させてもらっています。

 

ーーもっと遡って上級コースのころにはどのようにクライアントさんを獲得されていたのでしょう?

 

大阪維新会という、主な参加者が経営者で参加者が夢を語る場があったんです。

福島正伸先生がされていました。

 

自分は福島先生のこと好きやったので、上級コース中も参加してたんですよ。

 

ちょうどその時一緒に参加されてた経営者の人たちに

「僕、今コーチングってのを学んでいて、100時間も達成せんとあかんから※、 10回一万円、1回1,000円でやりませんか?」

って言ったらあっという間に集まったんです。

 

※河野注:CTIジャパンの上級コースでは、「クライアントとの有料コーチングセッションを100時間以上行う。」というのが資格試験をうけるための条件になっています。

 

ーー顧客獲得のポイントはなんだと思われますか?

 

やっぱり生で自分の人となりを見てもらわんとあかんと思います。

 

私そのものが商品やから。

 

直接会った方に「あんたに頼みたい。」と言われるようになるのが理想やと思います。

 

あんたに頼むわ。

 

ーーご自身を見てもらった上で、具体的に何をされていますか?

 

まずはご縁が出来た方・興味を持ってくださった方の会社に伺います。

 

そして、「社長、何に困ってはるんですか。」とお聴きします。

 

それが入り口です。

 

で、社長とコーチングのお試しのコーチングをさせてもらってもいいし、コミュニケーションのセミナーとかをやらせてもらえるなら、まずはやらせてもらう。

 

そこで好感触を持ってくれはったら「社長、どれくらいやったら出せますか?」って聴くんです。

 

「これくらいやったら出せる。」

 

と言わはったら、その金額の中でできるだけ沢山の人に届けられるような時間や頻度のプランを提案させてもらってます。

 

たとえば、

「3万円出せる。」

と言わはったとします。

 

3万円やと僕の料金では普通やったらお二人コーチングになるんですが、そこで少しでも多くの人に、ということを思って「一人40分にして、毎月3人でどうですか?」と言ったりします。

 

ーーなるほど。

 

「ガッツリやりたい。」

 

というお客さんには、たとえば

 

「パートさん一人雇うくらいの金額、15万円から20万円/月だしてもらったら、けっこうガッツリできますよ。」

 

と提案するんです。

 

人数が少ない会社やったら、全員コーチング受けることができて、守秘義務のある安全な場でそれぞれが話を聴いてもらって、みんな元気になっていきます。

 

こういうご提案をさせてもらっています。

 

コーチングの質を高めるには、まずは基礎の鍛錬。

 

ーーコーチングの質を高めるために、何をされていますか?

 

僕ね、

「コーチングやってるけど、他のもやってます。」

というような方にお会いすることあるんですが、「もしほんまにコーチングをやっていきたいんやったら、ちゃんとせえよ。」と思うんです(笑

 

ーー「ちゃんと」とは?

 

もしコーチングを仕事にしていきたいなら、コーチ業を極めるくらいのつもりでやりましょう、と思います。

 

僕はコーチングバイブル※1ぼろぼろになるまで読みましたし、ウェブライブラリー※2もむちゃくちゃ聴きました。ほんまにむちゃくちゃ聴きましたよ。

 

※河野注1:CTIジャパンがお伝えしているコーアクティブコーチング®について書かれた書籍

※河野注2:CTIジャパン 上級コースの音声ファイル形式の教材のこと。トレーナーのデモコーチングなどを聴くことが可能。

 

あとはトレーニング中、自分のコーチングを全部録音して、全部聴き直しました。

 

特に、うまくいかないクライアントさん、たとえば「俺、コーチングなんていらんわ。」って言ってる方。

そういうクライアントさんとのコーチングは聴き直したらかなりキツイんです。

 

が、これぞ学びの宝庫なんです。

 

こういう方とどう関係作ってコーチングをしていくか。これ、むちゃくちゃ筋トレになるんですよ。

 

筋肉きれますわ~。

 

ーー筋肉はかなり切れそうですね。

 

そう、切れるんですよ(笑

でも、くっついたら筋肉は太くなってる。

 

うまくいかない人こそ、録音して聴く。

 

聴いて振り返って、自分の至らないところ、伸びしろを明確化する。

 

そして、またコーチングさせてもらう。

 

このサイクルをずっと回す。これを、ずっと積み重ねていくんです。

 

ーー基礎の鍛錬の積み重ね。そして振り返りの重要さを仰っているように思います。

 

よく考えられてるな、と思うのは、国際コーチ連盟(ICF)のプロのコーチ資格、PCC(ICF認定資格プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)申請のためのコーチング実践時間数は750時間※でしたよね。

 

※河野注:現在は500時間に変更になっています。

 

僕が「コーチングって、こんな感じなんかな。こんな感じでやったらええんやな。」と思えるようになったのが700時間超えたあたりやったんですよ。

 

しっかり振り返りながら、経験を積み重ねていくのがまずは大事やと思います。

 

ーースポーツの上達とも通じますね。

 

そう。基礎の鍛錬ってある意味面白くないものでもあるけど、 基礎を積み重ねることでその人のBeing=あり方が変わってくる。

 

あり方が良くなるという言い方は違うけど、深みがあるというか、簡単に言語化できるものではないんですが。

 

あえて言葉で言うなら、「ええ感じ」になってくるんですわ(笑

 

積み重ねることで、「ええ感じ」のあり方に。

 

ーー他にはコーチングの質の向上のために何かされましたか?

 

そうですね。初期は基礎の鍛錬ですが、ある段階から他の領域に広げていきました。

 

システムコーチングを学んだり、フラクタル心理学を学んだり。

 

その時自分がピンと来たものを学ぶようにしています。

 

あとは僕、本読むの好きで、むちゃくちゃ本読みましたね。

 

福島正伸さんの本とか。田坂広志さんとか、斎藤一人さんとか、あとは論語とか、雑誌「致知」に載っている方たち。他には日本の歴史から学ぶこと。福沢諭吉とか吉田松陰とか。

 

そんなんを徹底的に読みました。

 

企業を相手にコーチングを仕事にしたいなら、肝は「企業経験」。

 

ーーそんな本郷さんが思われるコーチングを仕事にしていく「肝」は何だと思われますか?

 

これは特に企業を相手にコーチングをしたい人の「肝」になると思いますが、今まで出会ってきた人たち思うと、企業に勤めた経験が10年以上は必要やと思います。

 

企業で働くことの大変さや醍醐味、そういうのを体験を通じてよく知っていること。

また、お客さんも企業で勤めた経験があるかどうか見はるしね。

 

何故かと言うと、コーチングで食べていこうと思ったら、企業行くのが早いと思うんです。

個人の財布と企業の財布では違うので、多くの企業にとっては月5万円、出せますよね。

それ、10社いたら月50万円。

これでもう食べていけるじゃないですか。

 

ただこう言うと企業勤めの経験がない人には身も蓋もないので、

他に何か時間を費やしたもの、一生懸命取り組んだもの、たとえば主婦であるとか、子育てであるとか、親の家業を継いだとか、そんなことでもいいと思います。

その世界にいる人には、同じ痛みを分かったりできるところは強みに代わると思います。

 

コーチングを仕事にしたい人・独立起業したい人にメッセージ。

 

ーーでは最後にコーチングを仕事にしたい人にメッセージをお願いします。

 

メッセージですか。。

そうですね。

 

本郷さん。

 

僕ね、バレーボールの教室のTシャツの背中に直筆で書いてあるメッセージがあるんです。

 

コーチングを仕事にしたい、と思ってる全ての方にこのメッセージを贈りたいです。

 

「本気でやると奇跡が起きる。」

 

本郷さんのチームTシャツの背中の写真です。

 

ーー今日はありがとうございました。

 

 

———<インタビュー本文・ここまで。>———

 

その他:コーチングを仕事にするための関連情報(リンク)

 

気づいて築くコーチング:本郷さんのホームページです。

気づいて築くバレーボール:本郷さんのバレーボール教室のホームページ。

CTIジャパン:本郷さんがコーチングを学ばれた、コーチングトレーニングスクール。ICF(国際コーチ連盟)認定のプログラムを提供しています。

CRRジャパン:本郷さんがシステムコーチング(チームなど複数の人間に同時に関わるコーチング)を学ばれたトレーニングスクール。ICF(国際コーチ連盟)認定のプログラムを提供しています。

ザ・リーダーシップサークル:リーダーのためのアセスメントであり、効果的なリーダーシップの発現に向けて意識の変容を起こすためのツール。コーチングとセットで提供することが前提になっています。

BNI JAPAN:世界最大級の異業種交流会、BNIの日本支部のサイトです。

 

●本郷さんオススメの書籍(あくまで一部です。)

なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学:加藤洋平著

人生乗り換えの法則 望み通りの人生を創り上げるTAW理論:宮﨑なぎさ著

伝説の外資トップが説く リーダーの教科書:新将命著

人生が大きく変わる アドラー心理学入門:岩井俊憲著

武士道:新渡戸稲造著、岬龍一郎翻訳

『当たり前』の積み重ねが、本物になる ~凡事徹底―前橋育英が甲子園を制した理由~:荒井直樹著

禅脳思考:辻秀一著

コーチングバイブル―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション:ヘンリー・キムジーハウス他著

致知出版社:雑誌「致知」で有名な出版社。

 

聞き手:河野雅(こうの まさし)プロフィール

1972年、京都府京都市生まれ。熊本県南阿蘇村在住。ライフコーチ。1995年、立命館大学理工学部卒業。 建設業界でコンサルタントとして高速道路の計画・設計などに従事。

2003年にCTIと出会い、2006年独立。 自らの内なる声に従い、10年間過ごした東京から、2014年に阿蘇山のふもと、熊本県南阿蘇村に移住。阿蘇の大自然を感じながら、人生を変容させるコーチングを提供しています。

株式会社みちあふれる輝き代表取締役

CTIジャパン上級コーストレーナー

米国CTI認定 プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC) 2006年取得

国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)2011年取得

 

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阿蘇のふもとで、ライフコーチをしています。オーラソーマティーチャーである嫁さんと二人暮らし。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。 プロコーチを目指す方のトレーナー、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が10年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。