夫婦喧嘩の解決法。コミュニケーションのプロが実践している12のポイント【後編】

 

それでは、後編です!

 

前編の最後で、夫婦喧嘩が発生したあと一旦クールダウンの時間を置いて、お互い自分と向き合いました。

前編の記事はコチラ↓

夫婦喧嘩の解決法。コミュニケーションのプロが実践している12のポイント【前編】

2017.07.02

 

準備ができたら、バトル再開です。もとい、対話再開です!

 

12のポイントのうち、後半の6つのポイントはこちらっ!

 

7.正論・一般論(これが正しい。普通はこうでしょう。)は封印し、Iメッセージで対話する。

 

自分の「感情」や「ニーズ・価値観」「心の傷」「思い込み」といったものが「前編の4.5.」で整理されたら、相手の言い分に耳を傾ける余裕が(少し)出てきます。

なので、お互い冷静なときを見計らい、(喧嘩ではなく)話し合い・対話を再開しましょう。

 

その際にどういう言葉を使うかというと、Iメッセージ。

 

Iメッセージとは、主語が「わたし」で語られるもの。

 

「私は、あなたのあの言葉を聴いて、大切にされてないように感じて、悲しくなったの。」

「僕はあのとき、バカにされているように感じて、激昂したんだ。そして、この反応の原因は幼いときの母との関係に遡るかもしれない。」

 

などなど。

 

こういった、「自分がどんな気持ち・感情だったのか。それはなぜか。どんなニーズや価値観、心の傷や思い込みがあったのか。」を「私」を主語にして語っていくことで、相手は「自分が責められてる」という印象を受けにくくなり、落ちついて話ができやすくなります。

 

「喧嘩」「傷つけ合い」ではなく、「相互理解」のスタンスに立ちやすくなるのです。

 

以下の記事でも伝え方のポイントを載せています。

相手を傷つけず自分を主張する。より良い人間関係づくりに欠かせないアプローチとは。

2016.02.18

 

このときについつい、「これが正しい。」「常識的に、」「一般的に・・・」「普通はこうでしょう。」と言いたくなるかもしれません。

が、これは封印しましょう。

なぜなら、この言葉ほど対話と相互理解を破壊する言葉はないからです。

 

「普通」の人なんて一人もいません。

 

一人ひとり、大切にしたいものが違い、経験してきたことも違うのです。世の中の常識も常に変わり続けており、また育った環境が違えば「当たり前」も違うのです。

まさに十人十色。

十人十色。

ただ、「普通、世の中の奥さん・夫はこうでしょ。」と言いたくなる気持ちがあまりに強くてそこから意識が離れられない場合、ガス抜きとして「一つの声」として表明するというのはありです。

たとえば、

「「普通はこうやろー!」って声が自分の中にめっちゃあるんだよね。なので、今、自分の中にそういう声が強く存在してる。ってことをこの場に出させてくれー!」

みたいな感じで、その「考え」に支配された状態で表明するのではなく、きちんとその「考え」をメタ的に客観視した状態から表明すると、相手も受け取りやすくなるし、

「その「普通はこうやろー!」って言ってる声は、何を求めてるんやろう?」

と二人でその声の源を探求することができるようになります。

 

8.お互い良く聴く。さらにお互いの「大切な何か」に好奇心を持つ。

 

Iメッセージで自分のことを伝えつつ、相手の言い分もしっかり耳を傾けましょう。

 

同意しなくてもいいんです。「そういう気持ちだったんだね。」と一度、心で受け止めるのが大事です。

 

あぁ、そんなふうに感じたんやねぇ。

 

さらに、相手の「感情」や「大切な何か(=ニーズや価値観、癒やすべき心の傷、思い込みなど)」にも耳を傾けるチャレンジをしてみましょう。

「5.」で、一人で「感情」「大切な何か」の整理・探求にチャレンジしても、なかなか言葉にならない場合が多々あります。内省に慣れていない方は言葉にならないことのほうが多いでしょう。

そんな時こそ、夫婦が力を合わせて、それぞれの「感情」「大切な何か」について

 

「この人は、あの時どんな気持ちだったんだろう。」

「もしかしたら、こういう気持ちだったんじゃないだろうか。」

「その感情の奥には、どんな「大切な何か」があるんだろう。」

 

こういった問いを持って、話を聴きあうのです。

この事自体、難易度は高いですが二人で協力した結果「あぁ、そうだったんだ。」と腑に落ちる経験を積み重ねていくと、夫婦関係はとても強固になっていきます。

また、「大切な何か」がすぐに明確にならなくても、上記のような問いを持って話を聴くだけで相手が違ったふうに見えてきます。

 

※対話を再開しても、また感情が高ぶってきたり、自分の気持ちやニーズがわからなくなったり、話している事、聴くことに疲れたり、しんどくなることがあります。

そういう時は、無理に話を続けてその場で解決したり結論を出そうとせず、改めて話すことを約束して一旦置きましょう。

 

9.明らかになった課題は、二人の課題と捉える。

 

前述の7、8の対話を行うと、夫婦それぞれの課題が明らかになる場合があります。

たとえば、

 

・過去の傷から過剰に反応していることが明らかになった。

・逆についついクセで自分を抑え、我慢してしまうことに気づいた。

・怒りの感情に振り回されてしまう。

・自分の弱さを表現できない。

・今忙しすぎて余裕が無いことが理由で、すぐにキレる。

 

といった感じで、明確な課題もあれば、

 

・対話して深まったけど、夫婦の片方だけ何かもやもやが残っている。

・どーしても相手の特定の振る舞いが我慢できない。(というところ以上深められなかった)

 

というまだ掘り下げようのある課題の場合もあります。

 

いずれにせよ、こういった課題は「夫、または妻」のどちらかに属するものですが、

たとえそうだとしても、「私は正しくて問題ない。」「あなたの課題だから、あなたで乗り越えて。」「あなたのモヤモヤはあなたのものだから、なんとかしてね。」ではなく、「夫婦二人の課題=私達の課題」である、と捉えるようにしています。

 

なぜなら、その「個人の課題」が理由で夫婦の関係に影響を与えている、ということは、結局「二人のもの」だから。

 

課題を荷物に喩えるなら、二人で抱えたほうが軽くなります。

また、乗り越えるべき壁、に喩えても、二人のほうが超えやすくなりますよね。

 

この「一人の課題を二人で協力して超えていく」というのも結婚やパートナーシップの醍醐味の一つだと思います。

 

二人で超えて行くぞー!

 

10.行動を決めるが、いきなり最適解を求めない。結論を急がない。

 

ここまで話が進んだら、対話を通じてお互い明確になってきた「大切な何か」や「二人にとっての課題」をふまえて、「お互い何に気をつけるか。」という具体的な振る舞いについても、無理しない範囲で決めていきましょう。

「今回の件であなたが◯◯を大切にしたい、というニーズがよくわかったので、出来る範囲でそこを意識するようにするね。」

「あなたのモヤモヤ、今度また話しましょう。」

 

といったものでも大丈夫です。

その際も、やってみてその言動が効果があるかどうかはわかりません。また、その言動を「やってみようとしたけどやることが難しかった」場合もあるでしょう。

なので、「実験」というスタンスをお互い大事にして、効果がないと感じたらまた話し合いをしています。

 

実験に失敗はつきもの。。

 

11.第三者の力を借りる。

 

陥りがりなのが「二人のことなので、二人で解決しよう。」という選択をしてしまうこと。

二人で戦争状態になると、ご紹介したような対話になかなかいきつかないこともあります。

なので、信頼できる恩師や先輩・友人などに助けを求めて、他の人の力も借りて自分の感情・考えの整理や、双方の言い分を聴いてもらったりしましょう。

 

また、夫婦関係の専門家に間に入ってもらう、というものオススメです。

 

我が家も過去に何度かお願いしたのは、「関係性のコーチング(システムコーチング)」で、コーチ一人に我々夫婦2人が同時にコーチングを受ける、というもの。

以下は、検索で偶然見つけたブログ。

関係性のコーチングを受けた感想を楽しくわかりやすく書かれており、イメージが湧きやすいと思います。

はてなブログ:kobeniの日記より

夫婦ゲンカが増えたので、「コーチング」を受けてきた

「夫婦 関係性コーチング」といったキーワードで検索してみると、沢山のコーチたちがヒットすると思います。

ピンと来る人がいたら、相談してみるのもオススメです。

※とは言え、夫婦揃ってコーチングを受けることに合意するのがハードル高かったりするんですが・・・(^_^;)

 

システムコーチングについて詳しく知りたい方はこちら→CRRジャパン

我が家、ピンチですねん。。よろしうたのんます。

 

12.手放す・まるまる受け入れる。

 

前編でも述べましたが、我々夫婦は基本、我慢はしないようにしています。

我慢しない理由は前編に以下のように書きました。

我々夫婦は「我慢」は長い目でみると持続可能ではなく、関係や心身を蝕み破綻させていくものと考えています。短期的な我慢はよしとしても、長期での我慢はお互いしないようにしています。

 

が、「相手にこうなってほしい」という執着は 手放すことが可能な段階になった時点で手放すようにしています。

「頭だけで手放して気持ちがモヤモヤ」とも、我慢とも違うし、あきらめる。のともちょっと違う。

相手をまるまる受け入れる。という表現がちかいでしょうか。

1~11までのステップを踏んで、

徹底的に話し合う。自分と向き合う。こういうプロセスを経るからこそ、心の底から 手放せる。 受け入れられるようになる。

そんなふうに思います。

 

とは言え、手放せてないこともまだまだいっぱいありますが(笑

 

夫婦喧嘩の解決はコストもかかるが、得られるものはプライスレス。

 

以上、解決に向けた12のポイント、読まれてみていかがだったでしょう?

ものによっては簡単に出来ないものもあり、当然私たち夫婦も完璧にできているわけではなく、道半ばです。(おそらく、完璧に出来ることは無いかと。。。(^_^;))

 

改めて書いてみると「我が家はほんまによく話し合ってるな―!」というのが素直な感想です。話し合いは疲れるし、エネルギーや時間というコストをものすごく投下しているといえます。

ここだけ見ると、「結婚はコスパ悪い。」なんて意見が出てくるのもうなずけます。

 

が、膨大なコストを投下した結果得られるものにも意識を向けると、

 

「結婚はプライスレスやで!」

 

と私は思います。

 

深まり続ける自己理解と相互理解。

心の奥底からの安心感や、信頼感、つながり感。

芽生えてくる自信や、深いところの癒やし。

歓び、幸せ、感謝、という尊い感情。

自分と人を愛すること。愛されること。

 

こういったものを欲している方・学びたい方には、「結婚」は最高の仕組み。

 

結婚って、ええよねぇ。

 

夫婦関係は、実は繊細でとてつもなく大切なモノ。

いきなり劇的に良くなる、ということは少ないかもしれません。

とは言え、じっくり、少し長い目で見て諦めずに取り組んでいくと、 確実に変化が訪れていくと思います。

 

この記事をここまで読まれたあなたは、きっと、それを願ってはるんだと思います。そんな尊い願いを持っているあなたを、心から応援したいと思います。

 

世界平和は、家庭平和から。まずは、自分のホームである、家庭を大切にしていきましょう。

 

「ええなぁ」と思ったらぜひシェアしてくださいね。

 

ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ、輝きがみちあふれることを心から祈っています(。-人-。)

河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

阿蘇のふもとで、ライフコーチをしています。オーラソーマティーチャーである嫁さんと二人暮らし。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。 プロコーチを目指す方のトレーナー、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が10年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。