夫婦喧嘩の解決法。コミュニケーションのプロが実践している12のポイント【前編】

 

結婚生活、夫婦生活の悩みはなかなか絶えませんよね。

 

ある調査によると、結婚生活における問題の 69% は「永続」する問題で、話し合いながら対処はできても「完全に解決は出来ない。」とのことです。

 

この、「問題は永続する」ということを知ると、がっかり感もありつつ、逆にちょっと楽になったりします。

 

「我が家だけじゃないんだ。」

 

みたいな感じで(^_^;)

 

——–

 

そう、みんな苦労もしてるんです。結婚生活。

 

光も一杯あるけど、影もある。

 

そう思って、ちょっと肩の力を抜いて完璧を目指さず、自分と相手に思いやりを持って歩んでいきたいものです。

 

——–

 

と言いつつ、人生の多くの時間をともに過ごすパートナーとの時間が 安らぎと癒やしと活力が生まれるような時間になるか。それとも悩み・怒り・悲しみ・恐れでストレスの源になるような時間になるか。

 

こりゃもう、天国と地獄くらい差があります。

 

言うまでもなく、夫婦の関係性の質は毎日の生活の質=Quality of  lifeに直結してきます。

少しでも良くなっていくとええですよねぇ。

 

本記事では、自他ともに認める(?)「概ねラブラブ夫婦(この記事を書いている時点で結婚10年目)」であり、

プロコーチである私(河野雅)とオーラソーマ®ティーチャーである嫁さん(ともにコミュニケーションを通じて人に関わる仕事が専門)が夫婦喧嘩が起こった時に、エスカレートさせずに解決と相互理解と自己成長に向けて実践している(していた)ポイントをご紹介します(^o^)

 

※注1:夫婦関係も10組入れば10とおり。正解はありません。 「自己成長オタクの夫婦が喧嘩をするとこうなる」というあくまで一つの参考として読んでいただければと。ご夫婦で読んでいただいて感想をシェアするだけでも何か変化につながるかもしれません(^^)

 

※注2:夫婦ともに話し合うことの大切さを認識しており、無視やDVなどが発生していない、という前提の上でのアプローチです。深刻な場合は、一人で抱えずに友達や専門家に相談されることをおすすめします。

 

※注3:ご紹介する方法は、対話と内省に重点が置かれたアプローチです。一般的な傾向として「コミュニケーション能力」や「自分の感情・気持ちに気づいて言語化する力」は女性の方が高いと言われています。逆に言うと男性は苦手な人が多い。かく言う私も以下のような関わりができるようになるまで時間がかかりました。焦らずじっくりいきましょう。

 

 

1.夫婦喧嘩は相互理解・自己理解と自己成長のチャンスという認識を持つ。

 

ここがめっちゃ大事。「夫婦喧嘩はやってはいけないもの。」という認識だと、喧嘩になった際に「またやってしまった。。」なんてことになり、自分や相手を責める気持ちが湧いてくる。

 

でも、夫婦喧嘩は、相互理解・自己理解と自己成長のチャンスなんです。

お互い気づいていない「大切なニーズや価値観」「過去の心の傷」や「(本人も気づいていなかった)思い込み」などが現れて、感情が動いて喧嘩になっているわけなので。

チャンス!

 

なので、喧嘩が起きたときも「お、さらに夫婦関係の伸びしろがあらわれた。さらなる相互理解と自己成長のチャンスが訪れた。」くらいの感じで受け止められるとええですねぇ。

 

さらに、せっかく相互理解・自己理解・自己成長のチャンスが生まれてきているので、「あの話はもういいよ。終わったことだから。」「蒸し返すのやめよう。しつこいよ。」みたいにうやむやにせず、何日か(場合によっては数週間!)置いたあとでも必ず話し合うようにしています。

 

我々の場合、夫婦で次にいつ話すか、日時まで決めてスケジュール帳に記入しています(笑

 

逆にこれをしないと

 

・同じことで喧嘩を繰り返してしまう可能性がある。

・喧嘩を繰り返さないようにするために、どちらかが我慢し始める。

 

ので、出てきた喧嘩の種は1つずつクリアしていくのが大事なのです。

 

——–

ちなみに、結婚生活で大事なのは「お互いの我慢」という話をよく聞きます。この意見もめちゃ大事やと思いますし、何を大切にするかはそれぞれの生き方。

が、我々夫婦は「我慢」は長い目でみると持続可能ではなく、関係や心身を蝕み破綻させていくものと考えています。短期的な我慢はよしとしても、長期での我慢はお互いしないようにしています。

 

我慢が心身をどのように蝕んでいくかは、以下の記事を参照してください。

偉大なセラピストから教わった、怒り・イライラの感情を溜めずに、幸せに生きるための方法。【前編】

2015.07.14

 

話を戻すと、こういう「しつこい対話(笑)」を重ねているおかげで、大きな夫婦喧嘩のたびに「雨降って地固まる」のごとく、夫婦関係が強くなっている実感があります(^o^)

また、個人として見たときも、私自身、夫婦喧嘩のお陰で自己理解や自己成長・自己受容が進み、生きるのが楽・楽しい・幸せ( ´ ▽ ` )ノ という感覚が確実に増えてきています。

 

喧嘩のたびに育つ関係性。

 

2.「お互いのことを良く知らない。」というスタンスを大事にする。

 

結婚生活も長くなってくると、ついついやりがちなのが「相手のことをわかっている。」と思ってしまうこと。

 

このスタンスでいると、相手に理解不能な言動・ふるまいをされたときに過剰に反応してしまいがち。

 

これ、危険ですよねぇ。もともと赤の他人だったわけで、(本人も気づいてないところも含めて)知らない面はいっぱいあります。しかも、人は変化・成長し続けています。

 

数年前に言っていたことと、今では変わっていることがむしろ自然。

 

さらに言うと、自分のこともよく知らないのが人間です。自分がなぜ腹がたったのか、わからないこともあります。

 

「相手のことも、自分のことも実は何も知らない。」くらいのスタンスを普段から大事にすると、喧嘩で余計なエスカレートは起きずにすみます。

 

 

3.夫婦喧嘩で感情の洪水が起きた時は、時間を置く。

 

夫婦喧嘩は、「さぁ、今からやるぞ」といってやるものではなく(笑)突然始まるので、心の準備もできてない。しかも喧嘩になるような時はお互い、またはどちらかが心に余裕が無いときが多い。

そんな状況で喧嘩になって、頭にカーっと血がのぼって、冷静さを失ってしまう。

 

感情についてのダニエル・ゴールマンの名著、EQ こころの知能指数では、これを「情動のハイジャック」と呼んでいます。ちなみに情動とは、「怒りなど、比較的短期に引き起こされる急激な感情の動きのこと」です。

 

情動・感情についてより詳しく知りたい方はコチラの記事参照。

感情をコントロールしたい方にまずはオススメの入門的書籍「EQ こころの知能指数」

2016.03.12

 

ハイジャックとはよく言ったもので。。自分が自分でコントロールできなくなり、言わなくていいこと、わざわざキツイ言い方をしたりして、そしてお互い傷つく・・・。

 

お前が悪い!あなたがダメなのよ!

 

こういう時は、無理に話をするんじゃなく、一旦置くのがオススメです。

 

「今、感情が昂ぶっていて話せる状態じゃないから、一旦置こう。」

「思ってもいないことを口走って、あなたを傷つけてしまいそう。時間を置かせて。」

 

僅かに残った理性で、こんな感じのことを言ってその場の言い争いを一旦休止する。

 

アンガーマネジメントでも「6秒置く」というのがありますが、これ、ほんまに大事。私もよく使ってますが、効果的ですよー(^o^)

なので、相手がこう言ってきてくれた時は無理に喧嘩を続けず、一旦置きしょう。

 

また、荒ぶるんじゃなくて「何も感じない。」「氷のように無表情になってしまう。」こともありますよね。

これはあまりに感情の振れ幅が大きかったり、何かが理由で深く傷ついたため、自分の気持ちを守るためにブレーカーを落とし、柔らかいハートがこれ以上傷つかないよう固く氷漬けしている状態です。

自分を守るためにはこれはとても大切な反応なのですが、問題は相手への(そして自分への!)愛も一緒に氷漬けされてしまう、ということ。

この状態が長く続くと「相手への愛がなくなった」と勘違いし始めてしまうのです。

 

 

この場合も喧嘩を続けてはいけません。なぜなら「愛」まで氷漬けしてしまっているので、氷の刃物のような鋭利な言葉を平気で投げてしまう可能性があるからです(汗)

一旦置いて、氷漬けされたハートを少しずつ溶かしていくことを目指しましょう(後述)。

 

4.必要なら、一人で(又は第三者の力を借りて)感情の波を整える。

 

一旦休止して一人になっても、(または、休止したからこそ)自分の内側にイライラやムカムカ、いろんな感情が駆け巡っている場合があります。

 

また、大きな怒りは一旦おさまっても(抑えこんでも)体に残っているので、 せっかく冷静さを取り戻していたのに話を再開したら「一気に再噴出」なんてこともあります。

 

そういった場合は、自分なりに荒ぶる感情を整える方法を駆使して、話し合いが出来る状態を目指しましょう。

 

体を動かしたり、走ったり、筋トレしたり、カラオケ行ったり、海や山に行って叫んだり(笑

 

 

こういうエネルギーの解放・発散、大事なんですよ。お陰様でここまでする必要がなくなったのか、私は最近はほとんどやってませんが、昔はよくやってましたねぇ・・w

 

オススメは、

 

「信用できる人や、専門家(コーチやセラピスト)に、思いっきり自分の気持を聴いてもらう。」

「その時の気持ちをノートに書き出しまくる。」

「一人で体を動かして解放する。呼吸法で気持ちを吐き出す。」

「(特に男性にオススメ)腕立てなどの筋トレする。またはクッションなど自分も相手も傷つかないものを殴りまくる。」

「(特に男性にオススメ)不要なダンボールなどを何枚も重ねて、やぶる!(結構力が要るんです・笑)」

 

こうやって、内なる荒ぶるエネルギーを少しでも整え、冷静さを取り戻していきましょう。

 

参考記事:

ノートに書き出しまくりたい人はコチラ。

調査で実証された、書くだけで幸せ度が高まる方法。ジャーナリングとは?

2014.01.23

体を動かしたり呼吸法などを駆使して解放したい人はコチラ。

偉大なセラピストから教わった、怒り・イライラの感情を溜めずに、幸せに生きるための3つの方法。【後編】

2015.07.22

 

 

5.一人で(または第三者の協力のもと)自分の「荒ぶる感情の原因」を整理・言語化する。

 

感情に支配された状態から脱したら、内省したりノートに書きだしたり第三者に聴いてもらうことで、自分の気持を整理しましょう。

書き出すと気持ちが整理されます。

 

「あの時、自分はどんな気持ちだったんだろう。悲しかったのか、腹がたったのか?その他の気持ちか?」

「相手のどんな態度や振る舞いが、腹がたったんだろう?」

 

さらに、その感情の奥にある「ニーズや価値観」「心の傷」や「思い込み」などの「感情の原因」を内省して探求します。

 

「なぜ腹がたったのか?」

 

たとえば、

 

「最近の自分の悩みをただ聴いてほしかったのに、正論から「自分が間違っている」ようにアドバイスされた。」と感じたからなのか。

「もっと自分を大切にして欲しかったのに、軽んじられた。」と感じたからなのか。

「自分が大切にしている◯◯(価値観など)を踏みにじられた。」ように感じたからなのか。

「幼いころ母親から言われて深く傷ついた言葉を、同じように投げられた。」からなのか。

「自分は我慢しているのに(我慢しなきゃいけないと思い込んでいる)のに、相手があまりに自由にしている。」からなのか。

 

感情が強く動く際には、その奥に必ず「ニーズ・価値観」「過去の心の傷(いわゆるトラウマ)」「思い込み」といった、自分にとって大切な・又は大きな影響を与えている「何か」があります。

 

こういった自分にとって大切な「何か」を言語化できると、相手もより受け取りやすくなるし、相互理解と自己理解も進みます。

 

ただし、「ニーズや価値観、心の傷、思い込み」などを明確化するプロセスは「コツ」が必要です。

さらに、前述した「ハートの氷漬け状態」になってしまった場合、自分ひとりで氷を溶かしていくのはちょっと大変です。。

 

この文章を読んでやり方がピンとこない方は、最初のうちはプロの力(コーチやセラピスト)を借りて、自分の「強い感情の原因」を明確化したり、氷漬けのハートを溶かしていくことをおすすめします。

——–

※現在、私(河野雅)のコーチングは満席ですが、ウェイティングリストにお並びいただくと、枠が空き次第ご連絡します(^^

参考:私たち夫婦の会社のホームページ:みちあふれる輝き

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ちなみにこのステップは完璧にする必要はありませんが(というか、完璧にするのは大変です!)、ある程度自分について発見・気づきがあり、とっかかりがあった状態のほうが、再開した対話がよりスムーズに・深く進むことが多いです。

 

6.相手の行動の奥にある「何か」を想像してみる。

 

自分自身の感情をある程度解放し、自分自身の内省もある程度進めることが出来て冷静になれたなら、相手のことを少し考えてみましょう。

 

「なぜ、彼女はあんな言葉を投げたんだろう。」

「どうして、彼はあそこまで感情的になったんだろう。」

 

 

もし相手に強い感情があらわれていたなら、その感情を起こす「何か」が相手の中にあるはずです。

 

「そもそも最近の彼・彼女はどんな心理状態やったかなぁ。」

「満たされなかった(最近満たされていない)ニーズや価値観があるとしたら、それはどんなニーズや価値観なのか。」

「それとも過去から抱えてきている心の傷・トラウマを刺激したのだとしたら、それはどんなことなのか。」

「何かの思い込みが原因なのだとしたら、どんな思い込みがあるか。」

 

決めつけはよくないのでほどほどに。正解は相手しか知らないので、あくまで「想像」です。1つ前の「自分と向き合う」ステップほど深くする必要はありません。

 

ただ、想像することで少し相手に優しくなれたり、心に寄り添えたりするようになります。

 

ちなみに、このステップは自分が冷静になれるまで無理にしてやらないように。

なぜなら、まだ相手を責める感情が強くあるときに無理にこれを考えようとすると、心身にかなりストレスが発生したり、ネガティブな想像(例:もう愛がなくなったから)をしてしまうことが多いからです。

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ここまで進めたら、また相手との対話(今度は喧嘩ではなく)を再開しましょう!

 

 

 

6つポイントをあげたところで、長くなってきたので、残りの6つのポイントは「後編」と題してお届けします!!後編はコチラ。

夫婦喧嘩の解決法。コミュニケーションのプロが実践している12のポイント【後編】

2017.07.27

 

 

ここまで読んでくれはって、ほんまにありがとうございます。

 

河野雅@輝くヒントでした。

 

あわせて読みたい。

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ABOUTこの記事をかいた人

阿蘇のふもとで、ライフコーチをしています。オーラソーマティーチャーである嫁さんと二人暮らし。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。 プロコーチを目指す方のトレーナー、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が10年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。