認められたい心理のカラクリ。強すぎる承認欲求への3つの対処法【後編】

 

~~~<前編の概要>~~~

・過度な承認欲求は、子供時代の「認められたいニーズ」が満たされなかったため。

・まずはそういうカラクリで過度な承認欲求がでてきている理解すること。

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前編の続きです。

どうやって過度な承認欲求に振り回されなくなっていくか。その具体的な3つの対処法をお伝えします。

前回記事はこちらです。

認められたい心理のカラクリ。強すぎる承認欲求への対処法【前編】

2018.06.12

 

1.過度な承認欲求が出てきた時に、まず気づく。

 

 

褒められたい!認められたい!という気持ちがむくむくと積乱雲のように心に湧き上がってきたら、まずはそのことに気づきましょう。

 

内なる子どもに完全に乗っ取られてしまうのではなく、

「ああ、わたしの中の子どもがまた騒ぎはじめたな。」

と、気づいて客観視できる大人を育てることが対処の第一歩。

 

気づく際に気をつけたいのが「評価判断しない。」「自分を責めない。」ということ。

「また求めてしまってる。。」というふうに思って、凹んだり自分を責めたりするのではなく、ただシンプルに気づく。

これが出来るだけで冷静になれて、振り回されることが減っていきます。

 

「なんだ、そんなこと。」と思われるかもしれませんが、実はこの「ただ、気づく。」ということ。簡単なようで簡単ではありません。

あとで気づいたり、つい自分を責めたりすることが少なくないのです。

 

気づく力を高める=意識の筋トレを少しずつしていくことで、振り回されたり自分を責めることなく、ただ気づくことが出来るようになっていきます。

 

 

2.内なる大人を育て、内なる子どものニーズを満たしていく。

 

 

さらに強力な対処法は、「内なる大人を育て、内なる子どものニーズを自ら満たせるようになる」こと。

 

内なる大人とは、内なる子ども(インナーチャイルド)に対して、インナーアダルト・インナーペアレントとも呼ばれる慈愛に満ちた意識のことです。

 

この意識を育み、自分の子どもが騒いだ時に面倒をみて、内なる子どものニーズを満たすことができるようになると、振り回されることは格段に減っていきます。

 

では、どうやってこの内なる大人を育てるかというと、

 

まずは「ただ気づく力」を高めていくこと。

その上で、この内なる大人から内なる子どもに注意を向けること。

さらに、子どもの気持ちに共感して認めてあげること。

 

こういった関わりをしていくことで内なる大人は育まれ、逆に内なる子どもはニーズが満たされておとなしくなっていきます。

 

より具体的に言うと、内なる子ども(過度な承認欲求)がムクムクと出てきたら、そこに気づいて注意を向ける。

 

そして、ムクムクと湧いてきたエネルギーに対して

 

「認めてもらいたいんだね。」「注意を向けられたいんだね。」「よしよし、頑張ってるね。」「私は見てるよ。」

 

そういった言葉をかけていく。

即効性がある場合もありますし、漢方薬のようにじわじわ効く場合もあります。

 

いずれにせよ、内なる子どもに「気づいて・注意を向けて・共感して認める。」そんな大人を育てて内なる子どものニーズを満たすことが出来るようになれば、外部環境(まわりの人が褒める・褒めない)に左右されにくいより成熟した人間になっていけます。

 

3.専門家や理解ある人にサポートしてもらう。

 

 

上記の「気づく」「内なる大人を育てる」という内面的な取り組みが一人では難しそうな方は、周りの人にサポートをお願いしてみましょう。

こういった内面的なことに理解のある友人やご家族がいる場合はその人にお願いして、内なる子どもの言い分を聴いてもらう。ただ、こういった感性を持って話を聴ける方はかなり少数でしょう。

 

そういう人がいない場合、セラピストやコーチなど精神面の専門家に依頼して、「内なる子ども」について探求することをオススメします。

最初の「まず気づく」が一人ではなかなかできない人も、専門家のサポートがあればより気づきやすくなっていきます。

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私、河野のコーチングでも「内なる子ども」を扱うことがあります。

ここでは私のコーチングのクライアントさんの例を、ご本人の許可を得て簡単にご紹介します。

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Aさんは30代前半の女性。働きながら結婚もされ、仕事と家庭の両方をとても頑張っておられます。

「仕事もプライベートもさらによくしたい。コーチングという仕事にも興味がある。」という動機で私の継続コーチングを受け始めてくださったんですが、

 

特にパートナーに対して

「ともかく認められたい。」「認められないとやる気が起きない。」「なんで認めてくれないんだ!」

という過度な承認欲求に振り回されることが増えてきて、それをきっかけに夫婦喧嘩も増えてきました。そのことをコーチングのテーマにされたのです。

 

以下はコーチングの中の実際の対話です。

 

コーチ:では、その「認められたい!」という気持ちが湧いてくる瞬間を思い出せますか?

クライアント:はい・・・。少し、、、思い出してきました。

コーチ:どんなエネルギーや感覚が湧き上がってきますか?

クライアント:何か、やるせないような、切ないような、悲しいような、不思議な気持ちです。

コーチ:ではその気持をそのまま感じてみてください。

クライアント:・・・・。

コーチ:何を感じていますか?

クライアント:ポロポロと涙が出てきました・・。

コーチ:いいですね。そのまま涙を感じてください。

クライアント:・・・はい・・・。

コーチ:今、どんな感じですか?

クライアント:涙が流れ続けています。何かとても悲しいです。

コーチ:では、その涙を感じながら、悲しみの奥に意識を向けてみてください。

クライアント:・・・。

コーチ:・・・。

クライアント:あぁ、子供時代の私が泣いています。私の心の奥で。

コーチ:そうなんですね。

クライアント:もっと褒めて。もっと私を見て。もっと私を愛して、と泣いています。。。

コーチ:もっと褒めて。と言って泣いてるんですね。

<中略。出てきた子供との対話が始まり、受容が起き始める。>

クライアント:私の両親は共働きでとても忙しくて、特に妹が生まれてからは私はお姉ちゃんだから、ということで本当に優しくされませんでした。私自身「わたしはお姉ちゃんだから」と言い聞かせて、褒められなくても一生懸命頑張ったんだと思います。

コーチ:褒められなくても一生懸命頑張ったんですね。

クライアント:はい・・・。でも本当はもっと認めてほしかった・・・。

コーチ:では、大人のAさんから、子供のAさんに声をかけるとしたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?

クライアント:そうですね・・・。よく頑張ったね、と声をかけてあげたいです。

<後略。この後、コーチと2人で内なる子どもを存分に認める。>

 

 

このやり取りはかなり省略しており、実際のコーチングでのやりとりはより丁寧に細かく対話をしています。

また、Aさんの場合はスムーズに進んだほうですが、いろんな気持ちが湧いてきてその気持を一つ一つ丁寧に聴いていくことでより時間がかかる場合もあります。

とは言え、コーチングやセラピーの場でどのようなことが起こるかイメージできたでしょうか。

もちろんこの1回のコーチングですべてが解決したわけではありませんが、Aさんはその後も「内なる大人」を育てる様々な取り組みを続けられ、内なる子どもに振り回されることが劇的に少なくなりました。

しかも「なんでもないのに幸せ。心が満ちている。」ということが日常で増えてきた、という嬉しい報告もうけています。

これは内なる子どもがご機嫌だから起きている現象だと思います。

 

過度な承認欲求への対処法。まとめ。

 

 

過度な承認欲求がある事自体は悪いことでも責められることでもありません。

養育者との不幸な行き違いなどの様々な理由から起きたことで、その人自身だけに責任があるわけでもありません。また、だからといって養育者を悪者にしても何も変わりません。

 

大切なのは、「今、そういう自分がいる。」ということを評価判断なくただただ受け入れること。認めること。

 

その上で、その自分を自分で(他者の協力も得て)認めていくこと。

タレントのみやぞんの名言で「自分の機嫌は自分でとる」という名言がネットで話題になっていましたが、私も全くそう思います。

自分の(内なる子どもの)機嫌も自分でとれる。そんな大人になっていきましょう。

 

先に述べたとおり、一人でその状態になっていけそうにない人は、専門家も含めた協力者の助力を得ることをオススメします。

過度な承認欲求という心の癖は誰かとの関係性の中で生まれたもの。ならば、この癖を癒やしていくのも関係性の中で行うとよりパワフルだからです。

 

先程コーチングの中身をご紹介したとおり、私のコーチングは「目的・目標に向けてガンガン進む」というより「内面を深く掘り下げて深い部分を癒やしながら、創りたい人生に向けて前に進む。」というスタイルで、クライアントさんからとても好評をいただいています。

 

以下の画像をクリックするとコーチングのページに移動します。

※現在、私のコーチングは満席ですが、ウェイティングリストにお並びいただくと、枠が空き次第ご連絡します。お並びいただいたあと、1~2ヶ月程度でお声をおかけできるケースが多いです。

 

実は私もとても承認欲求が強く、若い頃~20代はほぼそのためだけに仕事に恋愛に頑張っていた時期がありました。この頃は周りからは一見充実しているように見られていましたが、内面はとてもしんどかったです。

私自身がコーチングなどを通じて、この内なる子どものニーズを満たしてあげていく中で、より自由に自分がやりたいこと、創りたい人生を実現できはじめています。

そうなると、本当に楽なんです。心身ともに軽くなります。

 

あなたの内なる子どもの声を大切にしてあげてほしいなと思います。

大切な大切なあなたの中の小さな声の主。きっと、その子は気づいてもらうのを待っていると思います。

 

 

皆さんも是非、試してみてください。

そして、効果があればお友達にもシェアしてあげてくださいね♪

 

ここまで読んでくださった あなたに祝福の光が降り注ぎ

ますます輝く毎日になることを心から祈っています(。-人-。)

 

河野雅(こうのまさし)@輝くヒントでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

阿蘇のふもとで、ライフコーチをしています。オーラソーマティーチャーである嫁さんと二人暮らし。株式会社みちあふれる輝き代表取締役。 プロコーチを目指す方のトレーナー、ブレスワークなどの身体に直接アプローチするメソッド、自然の中でのワークショップなどもしています。 このブログのコンセプトは、「楽しく」「ゆるく」「役立つ」。 私が10年にわたるコーチング経験などを中心に得た「人生に役立つ・毎日が楽しくなる・効果がある知恵・情報」をお届けしています。